暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

2019年12月14日 | 古民家

 日本の山は・・・急斜面に育つ木材を伐採するので・・・

過酷な作業に・・・搬出路の確保に大変な労力が必要です・・・。

自動車もチェンソーも無い時代は・・・どのような仕事をされていたのでしょうか・・・?

木の成長が止まる冬季に伐採して・・・春まで、倒木されたそのままの状態で乾燥させ・・・

山の雪が解けて・・・川の水量が増え始める時・・・乾燥した木材をある程度の長さに切り分け・・・

川に流して貯木場まで運ぶ・・・・

季節に合わせ・・・自然の営みに合わせた理にかなった伐採が行われていました・・・。

木材が健康的に育つよう、細かく手を入れていた森に人が入らなくなり・・・・

木材が密集して暗い森は・・・下草の生えない土壌がさらに荒れて・・・豪雨で土砂が流れ・・・

山肌が荒れて・・・土石流など、大きな災害につながって行きます・・・。

健康的な木材は・・・適度な水分を含んで・・・

それ以上に大切な役割を持つ・・・適度な油分を含んでいます・・・。

高温で乾燥してしまう木材は・・・その大切な油分まで絞り出されて・・・カサカサの肌になり・・・

艶の無い・・・死んでしまった木材では・・・建物を支える力を出せず・・・

長い年月暮らしを支える住まいには適しません・・・。

どこに価値を求め・・・何を大切にしなければならないのか・・・?

知らない事・・・知られない、表に出ない実際の現状を知る・・・・

そんな隠れた部分を知る機会を・・・もっと増やして行ければと想います。

 

 

 

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