暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

町の風景

2019年12月08日 | 古民家

 たいして高くも無い2階の窓から眺める町の景色の中に・・・

緑の葉を・・・両手いっぱい広げるように空へ伸びる大きな木が見えて・・・

そこが・・・子供の頃よく遊んだ神社の・・・名前も知らない大きな木だとは知っていても・・・

特に何を考えるでも無く・・・境内で遊び・・・町中の路地を走りまわり・・・

かくれんぼや鬼ごっこ・・・時には女子に混ざって、ゴム飛びや・・・陣取りをして・・・

町を離れ・・・いつの日か町に帰った時・・・・・

何か足りない・・・と気付き・・・そこに見えていた大きな緑はありませんでした・・・・。

小さな町にも・・・学区同士のいさかいはあり・・・子供のルールがあっても・・・

大人には関係なく・・・親の都合で引っ越しとなれば・・・・敵地に送り込まれた一匹狼的な気持ちで・・・

今思えば・・・他愛のないルールで・・・3日も過ごせば友達も出来て、いつもと変わらない日々が続き・・・

学年が上がれば・・・友達も変わり・・以前通った場所へも足が遠のき・・・

小さな町ですれ違っても・・・目を合わすだけで・・・

久しぶりに以前の町を歩くと・・・すべてが小さく、低く・・・町が小さくなったような気がして・・・

背丈が伸び・・・目線が変わったから・・・?

建物が建て替わり・・・あったはずの駄菓子屋が無くなり・・・様変わりしたからなのか・・・?

城下町には城下町の・・・・

宿場町には宿場町のにおいがあります・・・。

産業で栄えた町には・・・産業で造られたモノの空気が漂っています・・・。

時代と共にその様相は変わり・・・町の空気が変わっても・・・・

そこで育てられた町や人の気質は・・・方言のように残り・・・文化として根付いています・・・。

継ぐべき子供が少なくなっている今・・・数十年後の町の様子は、容易に想像出来ます・・・。

先を見据えて暮らす事は・・・

自然を育て守るのも・・・人を育て町を守るのも・・・一緒なんだと想います。

 

 

 

 

 

 

 

 

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