暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

食文化

2019年12月10日 | 古民家

 本格的に寒くなる前・・・八百屋の前に、大量に並ぶ白菜の束・・・・

雪で閉ざされる生活に・・・偏りがちな食生活に備えて・・・白菜を漬け込み・・・

たやすく出かける事が出来ない冬の間の、貴重な食べ物として準備をします・・・。

細いタケノコを総出で皮をむき・・・一升瓶に煮汁と一緒に入れる・・・

ある地域では・・・大根を付けたり・・・鮒を漬けたり・・・

保存食としての文化が・・・日本にはありました・・・。

おばあちゃんから継いだ・・・ぬか(糠)・・・毎日の手入れがぬか漬けのおいしさの決め手で・・・

匂いが嫌だとしゃもじで糠をコネようものなら・・・

味も香りも台無しで・・・冷蔵庫に糠を入れるなんて横着は・・・結局、糠床を台無しにしてしまいます・・・・。

納豆も・・・味噌も醤油も家庭で造っていた時代・・・

食材は買っても・・・お惣菜など買う事の無い時代・・・・・・

食べ物を大切にする気持ちが・・・手間を掛けて育て・・・工夫して・・・いかに大切に食べつくすか・・・。

自然から頂いた食べ物を・・・いかにもったいないの気持ちで頂いていたか教えてくれます・・・。

人にも食材にもやさしい環境の住まい造り・・・・

強制的に環境を作るのでは無く・・・自然をお手本に造る住まい方・・・

季節に合わせた屋根の造り・・・・風の通りに合わせた窓の配置に間取り・・・

自然に逆らわない暮らしの中から生まれたのが・・・食に対するやさしさで・・・・

各地に合った・・・食材の生かし方が育って来たんだと想います・・・。

食文化の中にも・・・先人が残してくれた大切なモノが・・・・忘れ去られ・・・失われて行く・・・

現実があるように想います。

 

 

 

 

 

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