暖かな力を手に入れて・・・深い海が広がる青い空・・・
モリモリと膨らむ雲は夏の風・・・サラリと流れるちぎれ雲は秋の風・・・
稲穂のさざ波は・・・乾いた風に首を垂れて、やさしさに満たされているようで・・・
夕日の暖かさに包まれる景色は・・・心の中に大きな空を広げてくれます・・・。

日本の原風景を見たことは無いのに・・・山間の谷に広がる段々畑に、トコトコ並ぶ古民家を眺めると・・・
気持ちがざわついて・・・
山と川と・・・田畑が記憶に映るのは、どこかに残る優しいつながりがあるから・・・
里山に暮らす文化が、この場所にはお似合いなんだと思う・・・。

季節に心を寄せる暮らし向きは・・・奇跡的な出会いがくれた贈り物・・・
ずっと大切にしてくれたものは・・・この先も、もっと大切にしなければいけないと思う・・・。
変わってしまう町並みのように簡単には割り切れない、複雑な心は・・・
気ままな雲の風まかせ・・・とはいかないみたいです。