色を変えてゆく山の景色は…華やかな色づきから悲しい薄化粧まで…


人を魅了するにはもったいないほど大袈裟で…
毎年変わらず訪れる壮大な力に…人は見惚れてしまうようです…。

パサパサと風に舞う、枯葉の音は…
乾いた風と一緒に、暮らしの中まで入り込んで…
師走までの時間を、急き立てるように背中を押され…
誰もが仕事を与えられて…休む暇なく、毎日が慌ただしいと…
静かに過ごす年末年始が、ありがたく豊かなものになるような気がする…。

鏡餅が鎮座して…お雑煮やおせちが並んで…
家族が集まり、なんてことのない日が続いても…
その特別であっけない日々が…繰り返す幸せと安心が、かけがえのない豊かさなんだと思います。