暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

門構え

2017年12月19日 | 古民家

 立派な植木では無くても、各家の前には生垣があって道路からは直接見えないような造りで・・・・

塀といったら、そんな植え込みか、木の板塀が当たり前の時代・・・

今時は、防犯対策を考えると、建物の周りを高い塀で囲うのは良くない・・・そんな世知辛い世です・・・

良く耳にする門の名前は・・・

「長屋門」:長屋の真ん中が入り口で左右の部屋は使用人の居室などになっている

「櫓門」城にある門で門の上が櫓になっている城門。

それ以外にも「楼門」・「冠木門」・「唐門」・・・

塀では・・解りやすい「竹垣」・「土塀」・「石塀」・・・

「大和塀」:柱を等間隔に建てて横胴縁でつないで、それに板を縦長に少し重ねた板塀・・・

町を歩いていると、朽ち果てた板塀を見かける事があります・・・

雨さらしになる板塀は、10年もすると傷みがはげしくなります・・・・その都度作り変える手間や費用・・・

和の物は手入れが大変と言われます、畳・障子・襖・・・門や塀もその一つだと思います・・・

そんな手間がかかる部分の良さを感じて、日本の伝統・文化を味わいたくて多くの観光客の方々が来て下さっています。

あまりにも近くにありすぎて見えていないもの・・・

社会が進んで若い世代が経験も見た事も無いものになってしまった事・・・

当たり前あったものが、文化財のようになってしまうのは時間の流れの中で仕方が無い部分もありますが・・・

子供に教えられる事もあるように、社会の流れで見落としているもの沢山ある気がします。

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