土を踏む・・・楽しさと荒々しさと必然と・・・
肌を透す心地よさに、知る、当たり前が謎に落ちて・・・
暑さ寒さが息を吐き・・・
季節が遥か遠くに離れてしまう・・・イミテーションは破れかぶれに剝がされて・・・
肌に触れる居心地は鈍く腫れてしまう・・・。
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名も無い草花にうつつを抜かし・・・
名前をはめ込み、並べてみては・・・
背景を裏ごしするほど艶めかしく・・・
色もカタチも香りの類と、季節に育ち・・・
遠回しに贈られる・・・賛美のコトバにほだされるほど単純ではなく・・・
踏みつけられる弱さを知る度に・・・本当の名前を想い出す・・・。
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1輪の切り花が壁にもたれ・・・
小窓を遮る影は、ホトホト投げ出されて・・・
慈しむ部屋に投げ出されるのが、穏やかな時間になれば・・・
茶わんの一つも・・・枝の一本も、喜びを表して・・・
目を合わせ・・・心を交わすいつもに戻る。