暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

箸に筆

2019年12月26日 | 古民家

 大きな箸を器用に使い・・・小さな子供がどんぶりご飯を食べている姿・・・

お米が何よりのご馳走で・・・おなかいっぱい食べる事で幸せでした・・・。

手先が器用なのは・・・箸を使う文化だったから・・・?(個人的な感想です。)

所作が美しいと感じる行為に・・・文字を書く姿・・・食事をする姿を思い浮かべます・・・。

それ以外にも、何かをする動作を・・・奇麗で・・・流れるようなかっこ良さを感じる・・・

そんな場面はたまにありますが・・・

文字を書くしぐさに艶っぽさを感じ・・・

食事する姿に見とれるなんて・・・・育ちの違いがあるように思われるかも知れませんが・・・

元気よく・・・むさぼり食べるようなしぐさを愛らしく感じる・・・・

そう思う時もあります・・・。

~専用の箸があるのは日本だけ・・・?

卵をかき混ぜる用・・・揚げ物専用・・・ラーメン専用・・・使い捨て用・・・など・・・

筆の持ち方や・・・箸の使い方は、しつけの厳しさランキング・・・

1位か2位にはいるくらい、日本人としてたしなむ最低限の所作・・・と思うのですが・・

教えが行き届かなかった世代の方々・・・・

とても見られない箸の持ち方の方もいます・・・。

茶道にも華道にも・・・流派があり、その教えは厳しく、決まり事は多そうでも・・・

以外にゆるい部分もあって・・・その時々で、変化します・・・。

子から孫へ・・・孫から子へ・・・・見習うべき親が出来ていない事を・・・・

そのまま受け継ぐか・・・反面教師になるか・・・子供の育つ環境は十人十色・・・

おぼつかない小さな手が・・・長い箸を器用に使えるのは・・・

親の教えか・・・廻りの影響か・・・・?

ナイフやフォークを使う事で優越感に浸っていた時代では無く・・・・

・・・・筆や鉛筆・・・箸を使う姿を・・・日本の誇れる文化として・・・

次の世代に愛らしく・・・美しい姿を残して行けたらと・・・想います。

 

 

 

 

 

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雪国

2019年12月25日 | 古民家

 雪が降ると・・・犬は庭を掛け廻り・・・猫はこたつで丸くなる・・・

子供も雪だるまを作るか・・・雪合戦をするか・・・・

若者は・・・雪が降れば大満足のクリスマス・・・

雪国の春・・・待ち焦がれた春の訪れ・・・作物も育たず、自然からの恩恵も少なく・・・

耐え忍ぶしかない冬の暮らしは・・・大人にとって・・・

辛く長い時間であって・・・無邪気に楽しむ余裕はありませんでした・・・。

それでも・・・漬物や干物、お餅におせち・・・と・・・

・・・長い冬を過ごす先人の知恵は、家庭ごとに継がれて来ました・・・。

囲炉裏を囲み・・・家族で過ご姿・・・

家の中なのに・・・吐く息は白く・・・家族みんなが、どてらや上着を着て・・・

古民家の暮らしがどれだけ寒い暮らしだったのか・・・?

経験している人も少ないと思います・・・。

薄い和紙が張られた障子・・・・隙間だらけの板の雨戸が外と室内の境界線・・・

夏を旨とした造り・・・床下は風が通り抜け、いかにも冬は厳しい環境です・・・。

寒ければ着込めば良い・・・寒ければ動けば良い・・・・

暑ければ脱げば良い・・・・?でも・・・脱ぐにも限度があって・・・

水に浸かってばかりいる訳にも行かず・・・

冬の方が・・・対処しようがある・・・そう思うのは自分だけかもしれませんが・・・

どんな環境でも・・・楽しみ・・・前向きに考え・・・解決策を楽しみながら考える・・・

いろんな知恵や工夫・・・・・・

先人の残してくれた考え方が・・・・多くの場面で、今も生かされていると想います。

 

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紡ぐ

2019年12月24日 | 古民家

 言葉を紡ぐ・・・・文字を紡ぐ・・・言葉を綴る・・・文字を綴る・・・・

使い方が正解かどうかはさておき・・・・

文字を書く・・・・と表現された場合と比較すると・・・・

受ける印象がとても柔らかくなり・・・優雅な感じも受けます・・・。

日本の大和言葉は数あれど・・・・文字から受ける印象は・・・

言葉で伝わる感覚よりも・・・読み手の思いや、その時の体調や感情が現れ・・・

大きな広がりと大きな包容力を感じてしまいます・・・。

ワープロやスマホ・・・自身のブログもそうですが・・・文字を書かなくなりました・・・

手紙も・・年賀状も・・・感想文も・・・大人になればなるほど書かなくなり・・・

ましてや、筆を使って文字を書くなんて、書き初めの宿題くらいでしょうか・・・?

漢字や平仮名・・・片仮名・・・言葉の表現を越えて・・・

文字の表現力は・・・誇れる文化だと思います・・・。

文字を崩して・・・楷書に行書・・・草書・・・さらに崩した文字は・・・(それが草書なのかも?)

掛け軸や・・・古文書にあるような・・・ミミズが這ったような文字で・・・

何事が綴ってあるのかは専門家でも無いと理解出来なくて・・・

何やら・・・格式高いような気がしてしまいますが・・・

読書をする時間を持った方が良い・・・本を読んだ方が良い、と言われる以上に・・・

文字を綴り・・・紡ぐ事の大切さは・・・独自の文化を理解し・・・・

次の世代に残す大切な役目なんだと・・想います。

 

 

 

 

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音色

2019年12月23日 | 古民家

 木の良さは・・・多くの方が知っていても・・・・・・

建売の木材と・・・社寺仏閣で使われている木材の違いや・・・

古民家で使われている木材との違いなどは、説明できないと思います・・・。

九州で育つ木材・・・北海道で育つ木材・・・・何処が違うと言えば・・・・

暑いか寒いか・・・気候の違いは解かっても・・・具体的にどんな性質の違いがあるのか・・・?

どんな種類の木材が育つのか・・・・?

木について・・・多くを語る人は少ないような気がします・・・。

暮らしの中で木材にこだわるのは・・・住宅だけでは無く・・・・

楽器の世界では・・・木材について、住宅よりももっとこだわりをもつ必要があります・・・。

どんなに技術が進んでも・・・

自然が育てた木材を使って造られた楽器を越える音色を出す事は出来ません・・・

楽器も弾けない自分が言うのもおかしいのですが・・・・

こだわりある木材を必要とする楽器・・・・

ヴァイオリン・・・ギターなど・・・弦楽器は解かり易いですが・・・・日本の和太鼓なども・・・

木材が重要な部分を占めています・・・。

適度に硬く・・・適度に柔らかく・・・・樹種によって使い分ける先人の知恵が合わさり・・・・

・・・継がれて来た職人の技術も合わさり・・・素材の良さは最大限に生かされます・・・。

どんな良材も・・・使い方・・・育て方を間違えれば・・・すべて台無しです・・・。

・・・育った山を見て・・・・伐採されて下処理された丸太を見て・・・

性質を見極めて丸太を製材すると・・・・良材が適材適所に使われた、性能を最大限に発揮された住まいとなります・・・。

木目を見て・・・乾燥の様子を見て・・・住まい楽器も、素材が大切なのは同じで・・・・

人工的に作られたモノには出せない魅力と・・・説明できない謎もあります・・・。

経験と感で時間を掛けて造られたモノは・・・誰もが簡単に手に入れる事は出来ないかもしれませんが・・・

良材が育つ時間を考え・・・時間軸を・・・100年・・・・1000年で考えれば・・・

立派な楽器や住まいこそ・・・とても理にかなった、大切な暮らしの一部になるような気がします。

 

 

 

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いろんな人

2019年12月22日 | 古民家

 どこに相談していいか解らない・・・誰に聞けば良いのか・・・?

信用できるのか・・・?安心できるのか・・・?

要領の良い人・・・変わった人・・・こずるい人はいても・・・

二度と立ち上がれない・・・手ひどい悪さをする人は・・・

そうそういなかったような気がします・・・。

手先が器用な人・・・物知りな人・・・・探し物が得意な人・・・

米造りの達人に・・・怪しげな商売をしている人・・・

近所にはいろんな人が住んでいて・・・何事かあれば、相談して・・・

困った時は助け合い・・・祭事の時は総出で準備をして・・・

毎日・・・毎月・・・毎年・・・・少しづつ変わりながらも、平凡で平和な毎日がありました・・・。

近所に顔見知りが少なくなり・・・挨拶も交わさない・・・誰がいるかも解らない・・・

醤油の貸し借りも・・・・となりの晩御飯が何かも解らない関係性の中で・・・

個人や個性を尊重する・・・そんな町に変わって行きました・・・。

干渉しすぎる田舎の暮らしに愛想を尽かし・・・

仕事が無いからと・・・都会に出て暮らし・・・

自分の時間も・・・心休まる時間も無いと・・・田舎に移住を決める・・・・

好き勝手に居場所を決められる幸せな社会です・・・。

都会の喧騒が好きな人も・・・手を伸ばせば大抵のモノは手に入る社会と思う人もいて・・・

自分の勝手で暮らしを選べますが・・・自由が一番不自由・・・・

田舎の暮らし・・・古民家の暮らしが持っているモノ・・・・

結い・・・・と言う・・・皆で助け合う不自由さが・・・一番自由な暮らしで・・・

どんな時代も乗り越えられる・・・大きな力になっているのだと想います。

 

 

 

 

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