円良田城跡は「くの字」に折れた尾根に従って、本丸を中心に左右に二の丸、三の丸が展開しています。
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空を飛ぶつばめような形をしているわけです。
わたしは図の右の尾根に従って、坂を下り始めました。
写真は、二の丸から本丸の下部分を撮影したものです。
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現在、本丸にはベンチなども置かれて、整備されているそうです。
写真を見ると、当時は、細い木がかなり生えていましたのですね。
記憶では、手のつけようのないヤブという印象はなく、むしろこざっぱりとした平場という記憶でしたが、
大分忘れているのでしょうか・・・。当時の比較基準は、比企丘陵の山城の猛烈なやぶだったので、
このくらいはやぶの範疇には入らなかったのかもしれません。
あるいは、里山として大切に利用されていたのかもしれません。
本丸と二の丸の間は急な坂で、さらに空堀によって深くて切りこまれています。
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この空堀を見て、ようやくここが円良田城跡であると確信しました。
城内は高低差が大きく、各郭の間は深い堀切と斜面で分割されており、もし攻めれば相当苦労したはずです。
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二の丸と三の丸の間を区切る空堀です。
三の丸を通過し、急な坂を慎重に降りていくと、崖の陰に意外なものを発見しました。
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円良田城には水の手郭が設けられていたのです。この井戸を発見した時が一番嬉しかったです。
井戸はこの地域特産の緑泥片岩を円形に並べて、形を整えてありました。
この山の中で、地下から湧き水が出たとは考えにくく、おそらく、急な斜面を伝って落ちてくる
雨水を溜めるタイプの井戸であったと考えられます。
また、侵入してくる敵の進路にいきなり水の手をもうけるのは不自然です。恐らく、円良田側は搦め手口だったのでしょう。
この水の手を通過すると、細い樹木と、笹の密集した完全なやぶでした。
やぶをかき分けて進む中、体中に樹のヤニをつけた冬眠中の固い昆虫が軍手にべたべたとついてしまい驚きました。
それでも、やぶを突き破るようにして、先ほど登ってきた道路に出ることができました。
現在は、整備も進んでアクセスが容易になっている円良田城ですが、急な坂が多く、足場も不安定です。
足回りの装備は十分に整えて、無理のないルートで見学することをお勧めいたします。
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空を飛ぶつばめような形をしているわけです。
わたしは図の右の尾根に従って、坂を下り始めました。
写真は、二の丸から本丸の下部分を撮影したものです。
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現在、本丸にはベンチなども置かれて、整備されているそうです。
写真を見ると、当時は、細い木がかなり生えていましたのですね。
記憶では、手のつけようのないヤブという印象はなく、むしろこざっぱりとした平場という記憶でしたが、
大分忘れているのでしょうか・・・。当時の比較基準は、比企丘陵の山城の猛烈なやぶだったので、
このくらいはやぶの範疇には入らなかったのかもしれません。
あるいは、里山として大切に利用されていたのかもしれません。
本丸と二の丸の間は急な坂で、さらに空堀によって深くて切りこまれています。
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この空堀を見て、ようやくここが円良田城跡であると確信しました。
城内は高低差が大きく、各郭の間は深い堀切と斜面で分割されており、もし攻めれば相当苦労したはずです。
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二の丸と三の丸の間を区切る空堀です。
三の丸を通過し、急な坂を慎重に降りていくと、崖の陰に意外なものを発見しました。
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円良田城には水の手郭が設けられていたのです。この井戸を発見した時が一番嬉しかったです。
井戸はこの地域特産の緑泥片岩を円形に並べて、形を整えてありました。
この山の中で、地下から湧き水が出たとは考えにくく、おそらく、急な斜面を伝って落ちてくる
雨水を溜めるタイプの井戸であったと考えられます。
また、侵入してくる敵の進路にいきなり水の手をもうけるのは不自然です。恐らく、円良田側は搦め手口だったのでしょう。
この水の手を通過すると、細い樹木と、笹の密集した完全なやぶでした。
やぶをかき分けて進む中、体中に樹のヤニをつけた冬眠中の固い昆虫が軍手にべたべたとついてしまい驚きました。
それでも、やぶを突き破るようにして、先ほど登ってきた道路に出ることができました。
現在は、整備も進んでアクセスが容易になっている円良田城ですが、急な坂が多く、足場も不安定です。
足回りの装備は十分に整えて、無理のないルートで見学することをお勧めいたします。
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