暗闇検校の埼玉県の城館跡

このブログは、主に、私が1980年代に探訪した中近世城館跡について、当時の写真を交えながらお話しするブログです。

岩殿山吉見観音安楽寺① (吉見町)

2017-10-05 22:00:02 | 神社仏閣・その他
今日は黒岩横穴群の近くにある吉見観音です。

吉見観音安楽寺を初めて訪ねたのは黒岩横穴群と同じ時期のことです。

この周囲には松山城関連の遺跡が多く、もれなく踏査しようとすれば、

事前の情報収集を念入りにした方がいいですね。

私は熊谷から自転車でアクセスしていたので、1日にそう何件もの遺跡を見ることはできません。

詰まらない迷い道に迷いこんだりいろいろありましたが、鉱山跡もあるんですね。

今回は甥が一緒についていたので、甥が紛れ込んだ写真が多くてアップできるものが少ないです。

吉見観音は源範頼が匿われたという寺院で、のちの居館である息障院は安楽寺の一部だったと言われているのです。

平安期から安楽寺がどれほどの威勢を誇っていたかがしのばれます。

松山城攻城戦の際には、陣が置かれたり、戦乱に巻き込まれて焼失しました。

現在の堂宇は寛文年間に再建されたものだそうです。

中学時代は、門前の参道の雰囲気が風情があって好ましかったのを覚えています。

現在も茶店があります。

吉見観音の周囲はがけからの湧水が多かったのですが、最近は枯れ気味のようですね。

これが井戸ですね。むかしはコンクリート製の四角い水槽があり、絶え間なく水が流れ込んで溢れていました。




県史跡に指定されている三重塔です。



他に山門、本堂などが立派ですが、すべてに甥が紛れ込んでいます(笑)

そこで、先ほどの井戸などの様な個人的趣味に走る結果となってしまったわけです。

参道にある青面金剛像。










石仏は味があって、撮影しているとさらに探したくなってきます。




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