花と山を友として

何よりも山の花が好き、山の景色が好き、山で出逢う動物が好き、そして山に登る人が好き。
写真と紀行文で綴る山親父日記

那須・南月山のイワインチン・その3

2010年09月01日 | 登山
沼原湿原に咲く花達


ヤマトリカブト キンポウゲ科トリカブト属 花の形が雅楽の怜人がつける冠の鳥兜に
似ている事による名前、ヤマは多種との区別の為につけられただけと言う。
何年か前には、保険金目当ての殺人にも使われた毒草としても有名。


タムラソウ キク科タムラソウ属 一見するとアザミに似ているが、葉にトゲは無い
名前の由来には諸説有り、一つには紫の花を多数つけるので多紫草になり、それがタムラソウになったと言う説もあるという。


キンミズヒキの群生 バラ科キンミズヒキ属 花がタデ科のミズヒキの花のつき方に似て
花が黄色なので金水引の名前がつけられたと言う。


サワギキョウの群生 キキョウ科ミゾカクシ属 沢辺など湿った草むらに咲き、花色が
キキョウの花と同じ青紫色なので沢桔梗と名付けられたと言う。


サワギキョウのアップ


ヤマハハコ キク科ヤマハハコ属 ハハコグサに似ているが大形で、山地に自生するので
山母子の名前がつけられたと言う。


ノハラアザミ キク科アザミ属 植物写真としては、これは失敗作であった。
ノアザミなどと区別するためには、根生葉も写さなければならなかったからである。
相違点は総包が粘らない事と、花期にも根生葉が残り、中央の葉脈が暗赤色をしていると言う。