花と山を友として

何よりも山の花が好き、山の景色が好き、山で出逢う動物が好き、そして山に登る人が好き。
写真と紀行文で綴る山親父日記

猛暑にやられた西大巓登山・その2

2010年09月22日 | 登山

西大巓の登山口は、グランデコの山頂駅から東へ(つまり右へ)50m程行った所にある。
その付近からは、およそ東南東方向に安達太良山の山並みが見える。


山頂駅の東側から見る安達太良山

デコ平湿原から山頂駅に戻り、登山に備えてトイレ休憩と、天元台から縦走してきたという
女性ペアから情報を仕入れたりした。
天元台に泊まり、早朝に出発して来たと言う二人は、西大巓の登山道はガレ場で歩くのが
大変だったという。


10時45分頃、西大巓の山頂を目指して登山開始。
遮るものの無い登山道は、日差しが容赦なく照りつける。


南に開けた急斜面の登山道は、ヨツバヒヨドリとヤマハハコの大群落が有るお花畑だった


最初こそは軽快に歩けたが、ザレやガレの続く登山道はきつく、あげくに猛暑である
いつの間にか無口になり、しばしば足を止めて水を飲んだ。
本来なら、晴れた日の登山は楽しい筈なのだが、今年の猛暑は喜べない。


振り向くと、お花畑の向こうに磐梯山が見えた。
地表の気温が高くなり、上昇気流の雲が出来たのだろうか、山には雲がかかり始めていた


あまりの暑さに、木陰が有ったら休みましょうと頼んで、ようやく見つけた木陰で一休み
汗を拭きつつよく見たら、割れた樹皮から別な木が若葉の芽を出していた。
上を見ると、サルオガセのような地衣が垂れ下がる老木であった。

続く