花と山を友として

何よりも山の花が好き、山の景色が好き、山で出逢う動物が好き、そして山に登る人が好き。
写真と紀行文で綴る山親父日記

今だから薦めたい本「くじけないで」柴田トヨさん著

2011年03月27日 | 詩・俳句・短歌


昨年の暮れ、NHKのドキュメンタリーで放送され、たちまち
ベストセラーになった、栃木県宇都宮市在住の、99歳の
詩人「柴田トヨ」さんが書いた詩集「くじけないで」

明治44年6月、栃木市の裕福な米穀商の一人娘として生まれたが
家業が傾き、料理店の奉公に出るなど、苦労を重ねる。

詩集のタイトルともなった「くじけないで」は、詩集のなかの
一つの詩のタイトルでもある。
先の見えない今の日本で、多くの人が、迷い、悩んでいると思う
私は是非ともこの本を読んでもらいたい。

私は、「ことば」という詩を読んで どきりとした。

何気なく
言った ことばが
人を どれほど
傷つけていたか
後になって
気がつく事がある

(以下著作物の為省略します)

詩集が100万部も売れると言う、出版界の常識を覆す現象は
それだけ国民が生活に疲れ、疲弊していた証かもしれない。

トヨさんの詩を読んで、また歩いて行きましょう。前を向いて。

訂正 柴田トヨさんの年齢は、91歳と書きましたが、正しくは
99歳でした。お詫びして訂正いたします。

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先日、ブログで紹介した有名人のメッセージを動画で見られる
ホームページ。
あの中に、渡辺謙さんの「雨ニモマケズ」の朗読が有り
心が洗われた思いがする。

内容は同じですが、NHKが紹介した応援メッセージのURLは
こちらです。
 http://kizuna311.com/

そこで、宮沢賢治のこの本も紹介したい。
宝島社から出版された「もう一度読みたい 宮沢賢治」
定価800円で、賢治の代表作が読める。