ビスクドール・雛人形店・オーディオ販売 佐久市 ヤナギダ店長ブログ

ビスクドール64体他お節句雛人形をフランスへ輸出128年、軽井沢方面がお店の場所。

「甘い恋のお話、ほろ苦い恋の話」 ブリュー・ミュージアム SAKU 店長コラム

2017年05月26日 19時39分03秒 | owarai
【コラム】
わたしたちは今晩、摩天楼のもとで
過ごす夜に、ふさわしいお酒を飲ん
でいる。

彼女は、バーボンにレモンジュース
とグラナディンを加えた「ニューヨ
ーカー」を、
わたしは、カナディアン・クラブ・
ウイスキーをベースにした「マンハ
ッタン」を。

苦いお酒をほんの少しだけ口に含ん
で、それが舌に染み込んでいくのを、
愛おしむように味わう。

そんな飲み方を教えてくれたのは、
誰だったのか。ベットの中で、
口うつしに、この酒を飲ませて
くれたのは。

それが涙の味なのか、お酒の味な
のか、わからなくなるような夜を
過ごしたのは・・・・。

あぁ、ぼんやり思い出した。甘いか
どうかわからないけど、聞きたい?
「うん、聞きたい聞きたい」


むかしむかし、好きになった人たち
を思い出すとき、わたしはいつも、
弟のことを思うような優しい気持ち
になる。

だって、昔好きになった人は、好き
になったときには年上だったのに、
今はみんなわたしよりも年下なのだ。

彼らは年を取らない。永遠に年下の
まま成長を止めて、わたしの胸の
なかで生き続ける。

十九のとき、わたしが夢中になった
人は、男らしい人だった。
自殺未遂までして愛したひとだ。

三十四で優しい人に出会った。
優しい人とわたしはひとつ違いだ
った。優しい人のほうがひとつ年
上。

それぞれに家族があったが、それ
でもわたしたたちは惹かれ合った。

優しい人はわたしが事務員として
働いていた学習塾に、わたしより
少しだけあとに入社してきた。
講師として中途採用されたのだ。

優しい人がふたり分のコーヒーを
淹れてきてくれた。
「きみの名前、すごくいい名前だ
ね」

「ありがとう」
「名前だけじゃなくて」
優しい人の言葉はそこで、ふっと
途切れた。ほんの少しのあいだ、
ふたりとも黙って、手元のコーヒー
カップを見つめていた。

それはとても心地良い。清潔な
静寂だった。

それから優しい人は自分の身辺の
ことを、わたしはわたしのそれを、
ぽつりぽつりと話し始めた。

他愛ない世間話しとして。

わたしたちは相手の話に耳を
傾けた。自分とは関係のないところ
で営まれている赤の他人の人生の
物語に。

あとでそれらの物語がすべて、自分
自身の突き刺す刃(やいば)のよう
な物語になるとも知らずに。

63体のビスクドールを展示

野沢93番地十二町
ぴんころ地蔵通側
~柳田二助商店~
℡0267-62-0220

『創業122年』


『人と人のつながりを紐解く』 ブリュー・ミュージアム SAKU 店長コラム

2017年05月26日 11時52分45秒 | owarai
【コラム】

たとえば、あなたに100人の
知人がいたとします。
その100人の知人にそれぞれ
100人の知人がいるとすると、

いわゆる「知り合いの知り合い」
だけでも
一万人もの人がいることになる。

そのまたさらに知人だと
100万人、さらにその知人と
なれば一億人・・・・。

人間はどこでどうつながって
いるかわからない。

そう考えていくと、
初めて会う人にちょっと優しい
気持ちになれます。


63体のビスクドールを展示

野沢93番地十二町
ぴんころ地蔵通側
~柳田二助商店~
℡0267-62-0220

『創業122年』


『基本はハッピーエンド』 ブリュー・ミュージアム SAKU 店長コラム

2017年05月26日 05時42分30秒 | owarai
【コラム】

恋人にフラレたとか、友
だちに裏切られたとか・・・。

そんなときにも自分をシ
ナリオの中のひとりに
置き換えるのはありだと
思います。

基本的にハッピーエンド
を目指す。
旅(恋)に出たらその旅先
で誰かと出逢うかもしれな
い。

あるいは、会社の行き帰り
の電車の中で偶然、幼なじ
みに出会うとか・・・。

実現できそうかそうでない
かは関係なく、ハッピー
エンドに向けてどんどん
ストーリーを作っていく。

それで少しでも前向きにな
れていたらラッキーだと
思います。


63体のビスクドールを展示

野沢93番地十二町
ぴんころ地蔵通側
~柳田二助商店~
℡0267-62-0220

『創業122年』