ビスクドール・雛人形店・オーディオ販売 佐久市 ヤナギダ店長ブログ

ビスクドール64体他お節句雛人形をフランスへ輸出128年、軽井沢方面がお店の場所。

「涙とカクテル」Ⅱ ブリュー・ミュージアム SAKU 店長コラム

2017年05月28日 19時30分30秒 | owarai
【コラム】
かれは高校三年生。学年も年も
ひとつしか違わないにの、ひど
く大人びて見えた。

一週間後の日曜日、彼はその本を
図書館に返却したあと、私に差し
出してくれた。

「僕からは、お返しに、これを」
家にもどっておそるおそる開い
てみると、なんとその本は、女
の子がらの告白を受けて「イエス」
と返事をする男の子の物語だった。

私はただちに次の本を選んで、、彼
に「読んで」とすすめた。

図書館で知り合ったふたりが大切
に愛を育ててゆく、すがすがしい
恋の物語。

翌週、彼から私に手渡されたのは、
まさにそのつづきにやってくるよ
な、甘くてほろ苦い、でも幸せな
ラブストーリー。

私たちはまるで競い合うようにし
て、ふたりの「恋愛」を先へ先へ
と進めていった。

けれど、私たちに残さた時間は、
それほど長くなかった。

ある日、彼から私に差し出され
た本には、高校を卒業して男の
子が大学生になり、遠い大都市に
引越してしまい、ふたりは離れ
離れになってしまう、そんな
悲しい物語がつづられていた。

そんな悲しい物語がつづられて
いた。
何度も読んで、私は泣いた。

泣きながら、次の本を選んで、
三月の終わりの日曜日に―――
これが最後のデートになると
わかっていた

意を決して、彼の胸もとに押
しつけるようにして差し出した。
「最後にひとつだけ、お願いが
あるの」

これから遠い異国の旅立って
しまう恋人に、その本の主人公
の女の子は言うのだ。
「忘れられないキスをして、
フランス風のキスがいい。あ
なたとのキスの思い出があれば、
つらい別れも乗り越えていける
から」


私のすぐそばで、彼女がくすくす
笑っている。
「なんて可愛い、なんてキュートな、
嘘みたいな本当のお話ね、もしか
したら、本当みたいな嘘のお話、
かしら?」

「さあ、どっちでしょう。ご想像に
お任せあします」
彼女は「お礼に何か奢るわ」と言い
ながら、カウンターのはしっこに
置かれたカクテルメニューを
右手で取り上げ、

「ところでもひとつ、質問」
左手を、小さく挙げた。
「はい、なんでしょう」

「フランス風のキスというは、
どこにしてもらったの?唇なの?
それとも、ほっぺ?」

「鋭い質問です。その答えは
・・・・」
初老のバーテンダーさんが私の
顔を見て、えくぼを浮かべた。

カクテルの「フレンチキス」に
は二種類があって、ウオッカに
生クリームを加えてつくる、た
っぷり甘くて、うっとりするく
らいなめらかなお酒―――これ
が、ディープなフレンチキス。

ジンジャービールとラズベリー
ビューレをベースにして、アプリ
コットブランディとシャンパン
で香りづけをした爽やかなお酒

これが、左右の頬にかわるがわる、

涼風みたいな口づけをするフラ
ンス風の挨拶のキス。
「どっちなの?」
「ふふふ、知っているくせに」
少女は、大人になった。どちらの
フレンチキスも、味わったことが
ある。

本当みたいな嘘のお話が人を
酔わせ、人を幸せにするとい
うことも知っている。



63体のビスクドールを展示

野沢93番地十二町
ぴんころ地蔵通側
~柳田二助商店~
℡0267-62-0220

『創業122年』


「 罠 」 ブリュー・ミュージアム SAKU 店長コラム

2017年05月28日 11時16分55秒 | owarai
【コラム】
優しすぎる男も残酷だし、強す
ぎる女もやっぱり残酷なんだ。

そしてお互いがお互いの罠と
なり、傷つくんだ。

・・・・。
お互いがお互いの罠でないよ
うな男と女の関係が存在する
だろうか?

63体のビスクドールを展示

野沢93番地十二町
ぴんころ地蔵通側
~柳田二助商店~
℡0267-62-0220

『創業122年』


「あなたの”不倫体質度”チェック」

2017年05月28日 09時08分32秒 | owarai
大人の女を誘う甘く危険な罠、
不倫。

まずは、自分の体質を自覚し
対策を。
「YES]の数をかぞえましょう。

1、レストランでは、隣の席の
人が食べているものが、どう
しても欲しくなる。

2、彼ができれも、あまり人に
言いふらさないほうだ。

3、太陽がまぶしく照りつけて
いる日あなたは、なんとなく
落ち着かない。

4、そういえば昔から、男には
まあまあモテたけど、女の
友達は少ないほうだった。

5、新しい男とデートする日の
朝、その日のファッションは、
まず、下着から選ぶ。

6、同窓会で子供の話をうれし
そうにしているヤツの輪には、
どうしても入れない。

7、ひとりでカウンター・バーに
お酒を飲みに行くことができる。

8、イイ男を見つけると、彼女が
いるかどうかを確かめる前に、
アプローチをかけるのが、
いつものクセである。

9、恋愛論を読むなら、紫門ふみ
より、どちらかというと秋元康の
本に引かれる。

10、いくら久しぶりのデートだか
らといって、会ってすぐホテルなん
てプライドが許さない
→なんてことは思わない。


<YESの数が0~3のあなた>
あなたは、不倫の炎の火つき
が悪い体質です。しかし、
それだけにいったん火がつく
と全焼状態にまっしぐら。
→八百屋お七さんタイプ。

できれば手をださないほうが
身のためです。

<YESの数が4~7のあなた>
あなたは、きっかけさえ
あれば不倫の炎が燃えだ
す体質。ただし、ヤケドをしな
いためには、早めの消化が必要。
欲ばらずに、ボヤで止めて
おきましょう。

<YESの数が8~10のあなた>
あなたは、やたらと不倫の
炎をつけてまわる放火魔体質。

むやみな火遊びは、周囲を
思わぬ大惨事に巻き込み
ます。
無理かもしれないけど、
どうか自重を。



「香水とカクテル」  ブリュー・ミュージアム SAKU 店長コラム

2017年05月28日 06時24分51秒 | owarai
【コラム】

マティーニというカクテルが
ある。

ジンとベルモットで作るのだが、
通ほどこのベルモットの量に
こだわる。
つまり少なければ少ないほど、
”ドライ”。
粋というわけだ。

 青山のバーでは、大ぶりの
氷をベルモットで洗い、
そのベルモットの香りのする
氷をシェイカーにぶち込み、
ジンを注ぎ入れ素早くシェイ
クする。

きりっと冷えたものをグラスに
注ぐ。
うっとりとした工程だ。

 マティーニに入れるベル
モットの分量というのは、
女の人がつける香水の
ようなもの。

香水の香りも少なければ
少ないほど粋なのだ。

耳の後、首、胸元、乳首、
手首、膝の裏と、

その日、自分が一番感じる
ところ一か所につける。
脈打ってなくても、カレが
口づけする箇所が基本。

全部点々と香水をつけたら
つけすぎ(笑)

 強い香りの香水は、
部屋の中に香水をシュシュと
吹いておいて、その霧の中を
通りぬける。

そんなにはかなげにつけても、
ふとした拍子やすれ違いぎわ
に、微かに香るものだのだ。

そのはかなげな微かな残り
香りこそ、異性を弾きつける
のである。

63体のビスクドールを展示

野沢93番地十二町
ぴんころ地蔵通側
~柳田二助商店~
℡0267-62-0220

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