ビスクドール・雛人形店・オーディオ販売 佐久市 ヤナギダ店長ブログ

ビスクドール64体他お節句雛人形をフランスへ輸出128年、軽井沢方面がお店の場所。

「愛は心に刻まれる時間です」。

2020年08月17日 14時18分56秒 | owarai
たった一日会えないその時間
が二日ほどにも長く感じられ
たり、デートの時間の五時間
がわずか一時間にしか感じら
れなかったり、

恋の時間は心に正直です。

切なさとか未練とか、ときめ
きとか狂おしさとか、すべて
それはゆったりとした時間
の流れがつくりだすものです。


YouTube
Dave Grusin & Lee Ritenour - MOUNTAIN DANCE (Live)

https://www.youtube.com/watch?v=takOVYOOucA

客の心で「主(あるじ)」する

2020年08月17日 05時04分21秒 | owarai
見たり聞いたり事を行った
りする場合には、

見るものと見られるもの、
聞くものと聞かれるもの、
行うものと行なわれるもの

というように、必ず自と他
との対立があります。

しかし、そういった対立が
あっては、本当に見たこと、
聞いたこと、行ったことに
ならず、その妙趣を味わう
ことはできない。

一切の分別意識、対立観念
を断ち切り、自他不二(自他
の区別なき平等。自他融合)、

一体になり切らない限り、
本当に見たことにも、聞いた
ことにも、行ったことにもな
らないと禅宗などでは教えます。

子どもに対しては子どもの心
になり、老人に対して老人の
身になって、お客様に対して
はお客様の、部下に対しては

部下の身になって対応するこ
とが大切です。

たとえば、障害者の身になり
切って車椅子で街を歩いてみ
ると、なんと障害者の方々に
は住みにくい街かがわかると
言いますが、それと全く同じ
ことです。

茶道「不味流ふまいりゅう」を
開いた松平不味は、「客のそそ
うは亭主のそそうなり、

亭主のそそうは客のそそうと
思うべし。味わうべき事なり。
客の心になりて亭主せよ、

亭主の心になりて客いたせ」と
茶の心得を説いていますが、
すべてのことに当てはまる
ことだと思います。


YouTube
DAOKO × 岡村靖幸『ステップアップLOVE』MUSIC VIDEO

https://www.youtube.com/watch?v=wsl8HS_lVHE

「もうダメ・・・」なはずはない ー更新ー

2020年08月17日 04時38分19秒 | owarai
もしも私が人生に絶望し、
もう生きていくのがつら
いと思っても、カーテン
の隙間から射し込む光の
ような希望を持てたらい
い。

重なり合った葉の隙間か
ら見える青空のような希
望を持てたらいいと思う。

きっと希望とは壮大なも
のでなく、日々生きていく
ことを勇気づけるささやか
なものなものなのかもしれ
ない。


YouTube
3校のダンス部が共演(同志社香里高校、大阪府立今宮高校、大阪府立登美丘高校) 第100回全国高校野球選手権記念大会CM&メイキング映

https://www.youtube.com/watch?v=7xz3D1eG3_w

「砂丘のたもとにて」 ―Ⅲ―

2020年08月17日 04時32分25秒 | owarai
かれこれ、二十年あまり前のこと
です。

なのに、いっこうに古びることの
ない、この記憶。古びるどころか、
まるで磨きたてのガラス窓みたい
に清新で、澄み切っています。

 会社で出している出版物ができ
あがって、印刷所から運び込まれ
てくると、わたしたちは地下の駐
車場まで下りていき、バケツリレ
ーの要領で車の荷台から商品を降
ろして、倉庫に運び込む、という
ような作業をやっていたのですね。

その日はものすごく蒸し暑い日で、
運悪く販売部の男性社員が全員
出払っていたこともあり、作業は
困難もきわめていました。

わたしたち女性社員四人―――
うちひとりは、年配の経理のおば
ちゃんでした―――は汗だくにな
って、ふうふう言いながら、茶色
の紙に包まれた、岩のように重い
出版物を抱えて、右往左往して
いたのです。

そこへ、どこかで引っ越し業務を
終えてきたらしい、順ちゃんの
会社のトラックがもどってきま
した。わらわらと、車から降りて
きたのは、順ちゃんのほかに、
大柄な男の人がふたり。

 彼らは、へっぴり腰になっている
哀れになっている女たちに同情し、
見るに見かねたのでしょう、
「しゃないな。もういっちょう、
運んじゃるか」
「そやな、放っておいたら、夜まで
かかりそうやし」

「よっしゃ、行くで」
などと声をかけ合いながら、わたし
たちを手伝ってくれたのです。

さすがは引っ越し屋さんだけあって、
三人は筋骨隆々としてたくましく、
全身に若さと活気がみなぎっている
ようでした。あっというまに、

山のような荷物はすっきり片付き、
わたしたちは厚くお礼を言って、
誰かが買ってきた缶コーヒーを
飲みながら、みんなで輪になって
世話話をしました。

他愛ない話しです。どうってこと
もない雑談。無邪気な笑い声。
何を話して、何が可笑しくてそん
なに笑ったのか。
その時から、わたしは順ちゃんだ
けを、見ていたような気がします。

「気がします」と書いたのは、順
ちゃんだけを見ていたその行為が、
わたしの意志によるものでは決して
なくて・・・・そうじゃなくて、
何か抗いたい力に支配されるように、
文字通り、吸い寄せられるように、

引き込まれるように、見つめて
いたから。
優しくて、残酷な力です。
でもそれが、恋の力というもの
でしょう。