ビスクドール・雛人形店・オーディオ販売 佐久市 ヤナギダ店長ブログ

ビスクドール64体他お節句雛人形をフランスへ輸出128年、軽井沢方面がお店の場所。

君の背に飛行機雲を描きおれば少し遅れて見える夕空

2023年07月04日 12時57分36秒 | owarai

 

魚にもシュンの季節がある
ように、「さよなら」にも
シュンの時期がある。

目の赤くなってしまった
「さよなら」や、鮮度の
落ちた「さよなら」、加工
されたり、冷凍保存された
「さよなら」は喜ばれない。

機を見て、グットタイミン
グで言われた「さよなら」
だけが、

二人に楽しい思い出を分け
てくれるのである。


空いろのくれよん

2023年07月04日 12時56分10秒 | owarai

 

 

そっぽをむいた真昼の遊園 
地で 

花模様のドレスがとても良く 
似合うで 
僕のポケットにはいりきらない 
です 

ぼくはきっと夏風邪をひいている 
んです 


きみの眸(ひとみ)のなかで雲が 
急に入道雲になると 

おもて通りはブランコのように 
揺れるんです 

画用紙のなかのきみはとても 
綺麗すぎるで 

透き徹ったばん晩夏に帰ってしまうん 
です 


誰より好きなのに

2023年07月04日 11時33分53秒 | owarai

 

静かな夜だった。

いつもなら

ふたりで窓から
ながめる夜景も、心なし
かきらめきが少ないよう
な気がする。

あなたのパジャマは、あれ
から洗濯して、ベットの脇に
置いてある。

このままどう続いていくの
か、私たち。

ひとり開けるビールの、プシ
ュッ
という音がやけに大きく響く。


まだ、どこかでわがままな
のだ、お互い。

あなたがいないと初めて
わかる。わかっているのに、

会うとその平行感覚がどこか
でずれる。


ま、本来、恋というものはそ
ういうものかもしれず、妙に
達観してしまう自分もいた。

たまにはこんな夜があって、
いいのかもしれない。

と思いつつ、やはり寂しい
気持もいなめない。

あなたはどこでなにをして
いるのやら・・・・・・・。

・・・・・・なにが恋の小休止?
単なる強がりではないか・・・。

強気になったり、弱気になった
り揺れている。


携帯電話が鳴った。
[m:32]

飛び起きるようにして、受話器を
取る。

「俺だけど・・・・・・」

その声で、一気にねじれた心が
ピンと張りつめて、

いきいきと動きだすゲンキンな
私がいて、


・・・・やはりあなたが好きなの、
    必要なの・・・・

と、まるでテレビドラマの
ヒロインのようなセリフを、

心の中でつぶやいた。


「風に逆らって薫るもの」

2023年07月04日 11時30分56秒 | owarai

 

肩書きや地位、財産、名声などは、 
すべてはかなく消えていきます。 
レッテルでその人を輝かせるの 
ではありません。 
問題は本質です。 

人はあるところまでいくと、利徳 
や恐怖、権力だけではついてきま 
せん。 

もはや、得るものもなく、特に不 
利とわかっていても、その人に徳 
があれば人はついていきます。 

「徳とは行である。行とは見返り 
を求めずただ行うころである」と 
道元は言っています。 

上になればなるほど、必要なのは 
徳を磨くことだと思います。 

「法句経」第五四にも、 
「華の香りは風に逆らいては行か 
ず。栴檀(せんだん)も多掲羅(た 
がら)も末度迦(まどか)も(香木 
の名前)また然り。 

されど良き人の香は風に逆らいつつ 
も行く。良き人の力はすべての方に 
薫る」とあります。 

男が仕事をするときは、常に捨て身 
でなければならない。 
捨て身とは、何も欲しがらぬこと 
である。 

納得、勝ち負けという、人間の物 
差しを捨てることである。 


「ある夏の深緑の夕暮れ」

2023年07月04日 11時29分31秒 | owarai

 

 

静寂が辺りを包み
ひとあしごとに私は
明日に近づき

心は昨日に連れもどされる
まちがった角を曲がり、
まちいがった選択をしたの
だろうか

答えなんてないのに
後悔してしまいそうになる

踏み出したこの道が
どこへ続くか
今は
深く考えないようにして
深緑のベールを薄く
一枚ずつ剥ぐように
深緑の夕暮れの奥へと
分け入る

まだ一度も起こしたことの
ない行動を