言えないこともあるんだ
こうやってしゃべってい
ても
とても
奥深くにあって
簡単にはでてこない思い
それに言葉にできない
いつかそこまで
二人で行けたらと思う
言えないこともあるんだ
こうやってしゃべってい
ても
とても
奥深くにあって
簡単にはでてこない思い
それに言葉にできない
いつかそこまで
二人で行けたらと思う
君の声が届く。
こんな時に君の声が。
心の底から、力が湧い
てくる。
身体の中から、元気に
なってくる。
私も、君にとってそうで
あれたら、
どんなにいいだろう。
貝殻をひろった
貝殻がきれいだったから
それをもって帰って机の上に飾った
貝殻はずっとそこにあって
やがて私に忘れられた
そのように人をひろってきても
人はずっとそこにいないから
なかなか忘れ去られない
時に大いに被害をこうむったりする
泣かされない恋なら覚悟もできない
覚悟のない恋はガラスのない窓だ
女は、いつだって、
これが最後だって思って
恋をする。
それくらいの覚悟がなくちゃ、
恋なんかしてられないんだ。
失うものが、
あまりにも大き過ぎて、遊び
でやっている余裕はねぇんだ、
と。
「人魚姫」のお話は、女の本質
を突いている。
王子様に一途な愛を捧げる
人魚姫は、自分の「声」を
犠牲にしてまで、彼の世界に
入り込みたいと望む。
男の精神世界は本質的に、
女にとって異世界だ。
それこそ、海の世界と
陸の世界ほどの違いが
そこにはある。
だけど女は、自分の愛を
封印し、慣れない足を引きずり
ながらも、男の心に辿り
着こうとする。
その愛が成就すれば、ハッピー
エンド。
だが、王子様に愛されなかった
人魚姫は、仲間の人魚たちから
「王子様を殺すか、それとも、
自分が海の泡となって消えるか」
と究極の選択を迫られるのだった。
人が恋をする理由はそれぞれ、
恋の数だけ動機が存在する。
しかし、女が不倫に惹かれる理由
なら、たったひとつ、
ときめきたいのだ。
ときめくことで、自分の現在地を
はっきりさせたいと女達は願うの
である。
彼女は○○歳と三ヶ月、一児の母。
良妻とまではいかなくても、一応
あの人の妻。
そして女。
女達は妻と母でいる間は、穏やか
で平凡な日々を望む。しかし、そ
れがひとたび“女”となるとドラマ
が欲しくなる。スリルに憧れる。
年齢や立場は、現在地で例えるな
ら町名のようなものだ。引っ越せ
ば変わる。しかし女は国籍。
滅多なことで変わることがない。
ときめきのために国と国が戦う時、
火花が散る。その火は女達の頬を
上気させ、血をますます熱くさせ
てゆく。
心の中をのぞきこむ
あなたのしぐさ
若草色のおとといが
あなたと私を包みこむ
未来のことなどわからない
あなたと私がどうなるかも
私の心に光があって
それがあなたを信じると言う
疑うことが何もない
それゆえにいっそう見えない
未来
楽しいことも悲しいことも
ふたりにただひとつの未来