久津間装蹄所ブログ

北海道江別市にある牛削蹄の老舗です。

紙袋の

2009-09-15 | 削蹄
画像の牛郡 左右70頭強ずついるのですが


まず右の群、イチゴ状の痛々しいPDDが1頭


あとは軽度の、ほぼ枯れたようなPDDが1割


左の群、痛々しいPDDは3頭 その他は中程度以下が1割


これはいつもより状態が良いので、畜舎の方に聞くと


紙袋の消石灰をフットバスに入れ水で溶かして踏ませているとの事。


フットバスでPDDを吹っ飛ばす!・・・・





抗生剤でもなく、硫酸銅でもなく、


消石灰の蹄浴


治すと言うより予防でしょうが、明らかに良くなっているのは確か。


でも左の群の方が若い牛郡なのに痛いPDDがあるのは何故か?


右の群はパーラーに行く際、通路の消石灰を踏んでくるので


おそらく踏む回数が多いからなのでしょう、PDDは軽い。痛がらない。


紙袋の特々選の消石灰が以前から効果的とは聞いていましたが。




後処理も楽なので、続けてもらいたいですね。

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2 コメント

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Unknown (オキタ)
2009-09-19 19:50:37
すっかりご無沙汰していました^^;
北見も行けずに残念でした。
石灰乳の蹄浴いいようですね。
紙体とビニール体とやはりちがうんですかね?
最近、石灰乳の蹄浴をした牧場さんを見たのですがひどかったです・・・
中には治っているものもあるんですが
全体的にDDが角質化して盛り上がっていました。なんだかかえって悪くなっているような印象がありました。
紙体だとうまくいくのかな・・・
九州の方も確か紙体で上手くいっていると言っていましたね。
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お久しぶりです (久津間)
2009-09-20 00:59:23
同じ消石灰なら紙袋の方が効果があるようです。自分も人から聞いて試しただけですが。
アルカリ度がどうのこうのと、説明を受けましたが忘れちゃいました。(笑)

でも直接消石灰をPDDにつけ包帯を巻いたらビニールより紙の特々選の方が治ってる感じはありましたよ。PDDは削蹄時の処置以外は獣医師による治療か、蓄舎の方の治療と予防しかないですよね。
我々削蹄師は抗生剤は扱えないのですし、これで予防に務めてもらえれば削蹄もしやすいですね。
もちろん生産性も向上するでしょうし。

そしてこの牧場さんのまだ学生さんでもある次男さんがまめに蹄浴槽を設けたのが結果に現れたと思います。

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