久津間装蹄所ブログ

北海道江別市にある牛削蹄の老舗です。

和牛

2009-01-28 | 削蹄
画像は肉牛、黒毛和種の削蹄。暗くてピント合わずごめんなさい。和牛の肥育、繁殖、育成と全て立ち切りです。和牛は気性が荒く、足が軽い!(蹴飛ばしてくる)それをなだめながら、ストレスを与えず削蹄するのが単独保定!いわゆる立ち切りです。これを覚えて、しかも頭数をこなすようになるには長年かかりますが、覚えると嘘のように牛はおとなしいものです。祖父の代から続いている牛削蹄ですが、過去に一度だけ何をやっても足を挙げない、気が立って入れ込んでしまった和牛を、牛舎にある枠場に入れて削蹄したらお客様に「爺さんは枠場使わんかったぞ!」と渇をいただいたことがあります。枠場削蹄が悪いわけではないけれど祖父や父と比べられるとプライドに火がつく。それ以来どんなに気性が荒く困難な牛も立ち切りが可能に。もちろん同じ牛を翌年に削蹄してもバッチリ!保定と牛の扱いを覚えれば可能なのです。物凄くアナログで伝統芸に近いのですがこの技術を後世に伝えるのも自分の役目だと思っております。やっぱり立ち切りでしょ!という酪農、畜産家さんのためにも日々努力してまいります。

作品展

2009-01-23 | 削蹄
また久しぶりの更新です、しかもまた削蹄の話題ではありません。いいかげんにしろ!というかたもいらっしゃるでしょうがこんな自分をお許し下さい。我が母校、北海道東海大学 芸術工学部の卒業研究作品展のお知らせです。旭川展2月3日~15日 デザインギャラリー(旭川市宮下通り11丁目蔵囲夢内)℡0166-23-3000
札幌展2月24日~3月1日 大丸藤井セントラル7階スカイホール(札幌市中央区南1西3)℡011-231-1131 です。ぜひ学生の自由な発想を見に行って下さい。自分はデザイン科の卒業生で木工をやってました。この卒研の大賞をいただき、更に首席で卒業を意味する松前総長賞をいただきました。ちょっと自慢してみました。手先だけは昔から器用なんだよね。そういえば年賀状にブログ見てるよと書いてありました。皆さん遠慮なさらずコメントくださいね。 

仕事始め

2009-01-07 | 削蹄
本日、仕事始めとなりました。畜人共に無事に2009年をスタートする事が出来、ひと安心です。毎年仕事始めとなる依頼をいただける酪農家さんに感謝いたします。そういえば、今朝仕事着のズボンを履いたらいつもよりキツい。ジャンパー着たまま体重計にのると74キロ!あれ?自分を知ってる人はおわかりでしょうが身長175センチで細身の人間、今まで多くても68~9キロといったところ。上着全部脱いでも72キロ!人生MAX体重となっていました。うーん、正月太り。でも帰宅して夕食&ビールの後で計測し70キロまで戻りました。削蹄はかなりのカロリー消費をするみたいですね。話しは大分それましたが。あと今年はいろいろと目標はありますが、スタッフの育成や更なる信頼される仕事をはじめ、来年に北海道での全共を控えていますので、出品牛のお役にたてるような技術をつけてまいりたいと思います。生産者の皆様今年もどうぞご贔屓によろしくお願い申し上げます。

2009初滑り

2009-01-05 | 削蹄
正月休みもあと1日、今日は家族で岩見沢市、萩ノ山スキー場で初滑りをしてきました。このスキー場は自分が小学生の時スキー授業で来て以来。もちろん同じ小学校に通う息子達もここに来る。懐かしさと、当時の思い出がよみがえって来ます。確か下からてっぺんまで皆スキーを履いて自力で登ったんだよな。滑るとあっという間でね。

新年

2009-01-01 | 削蹄
2009年も親友の福田氏と錦山天満宮に初詣一番乗りでむかえることができました。今年は丑年、牛さんのために良い削蹄をし、生産者の皆様に更なる信頼が得られるような仕事をしてまいりたいと思います。そしてスタッフの育成にも力を入れて行きます。息子も野球のチームのキャプテン、監督、父母会長とお参りし今シーズンへ向け気合いが入ったようです。