京都には、老舗と呼ばれる店が、実に多い。
そして、あまりにも、老舗が多いので
では、それらの老舗の中で、
一番の老舗(一番古くからある店)は、どこだろう ?
と思うことがある。
また、いつも、その前を通る
あの店は、随分古そうだが
いつ頃の創業のお店なのだろう ?
などと思うことも、、、、
◇
そんなとき、便利なのが
下の、「京都時代MAP(伝統と老舗編)」。
◇
京都時代MAP 伝統と老舗編 価格:¥ 2,100(税込) 発売日:2007-10 |
◇
◇
たとえば、この本には
「老舗創業番付」、というリストが載っている。
相撲の番付表と同じ形式で表が組まれているのだが、
それによると、
東の横綱は、長保2年(西暦1000年)創業の、「あぶら餅の一和」、
西の横綱が、仁和年間(885~889年)創業の、「田中伊雅仏具店」。
番付表には、そうした老舗の名が、ズラッと並んでいるのだが、
京菓子の亀屋清永が三段目、
京唐紙の唐長にいたっては序の口、
というのだから
京都というのはとんでもなく凄い街だ。
◇
この本には、このシリーズの「売り」である
「タイム・トリップ・マップ」
(歴史地図に、半透明の現代地図が重ねられていて、現代の在る特定の場所を、半透明の現代地図上で見つけ、その下を透かして見るか、半透明のページを持ち上げて見ると、そこに、昔、何があったことが分かる、という仕組みの地図)
も、もちろん、付いている。
◇
また、本書の後半には、
京都の老舗、約300件について
創業の年や、住所、由来、タイム・トリップ・マップ上の位置
などがまとめて掲載されており、
京都老舗事典、としても使える。
◇
京都時代MAPシリーズで
一番楽しめるのは、
この「伝統と老舗編」かもしれない。
◇
京都時代MAP 伝統と老舗編 価格:¥ 2,100(税込) 発売日:2007-10 |
◇