日本の不動産を買う中国人富裕層
中国人向け別荘は「即完売」
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日本新華僑報によると、ここ数年、
中国人富裕層の間で日本の不動産への投資が流行しており、
多くの中国人富裕層が日本を訪れ、不動産を購入していると、
中国新聞が伝えた。
中国人向けに日本の新築物件及び中古物件、投資物件を販売している不動産会社は、
「投資目的で東京23区内にある1億円前後のマンションに興味を示す中国人富裕層が増えている」と。
これら富裕層はすでに中国にマンションをいくつか保有しているというが、
リスク分散のために日本での不動産投資を考えているようだ。
また、北海道を舞台にしたラブコメディ映画「狙った恋の落とし方(原題「非誠勿擾」)」が
中国で爆発的に流行したことにより、
北海道への投資を希望する中国人富裕層も少なくないそうだ。
一時も水資源確保の目的で中国人が北海道の原野を購入したことが話題に・・
家具販売大手のニトリ(本社・札幌市)の子会社で広告業のニトリパブリックは
北海道千歳市に中国人富裕層向けに3000万円前後の別荘を建設したが、
竣工を待たずして17棟の別荘は完売。
ニトリパブリックはさらに別荘を建設する予定だという。
中国人富裕層が海外の不動産に手を伸ばし始めたのは、
中国では土地は国家の財産であり、
居住用の土地使用権は70年で国に返却しなければならないことや、
中国不動産バブルがいずれはじけてしまうことを富裕層が認識し始めたことが背景にある。
中国人富裕層が日本の不動産に興味を示すのは、
日本は中国から距離的に近いうえに、
現在の不動産価格が割安であることが理由と見られる。
世界経済が低迷し、日本もご他聞に漏れずアップアップの経済状況の中で
ひしひしとチャイナマネーの足音が近づいています。
恐るべしチャイナマネー