松井カモン!
長嶋さんがフルスイング披露へ
さあ、いわゆるひとつの国民的行事です!
永遠のライバル巨人・長嶋茂雄終身名誉監督と
巨人、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜への
国民栄誉賞の授与式が5日、東京ドームで巨人―広島戦の試合前に行われる。
始球式では愛弟子の松井の投球に対し、
長嶋はフルスイングで臨む。
脳梗塞を患って以来、
右半身にまひが残る中で懸命なリハビリを継続。
背番号3のユニホームに袖を通し、
ファンに元気な姿を披露する。
久しぶりの、最高の晴れ舞台でミスターが燃えないわけがない。
当日は国民栄誉賞の授与式で生スピーチも予定されているが、
それだけではない。
投手・松井氏を相手にした始球式では、
フルスイングを披露するようだ。
始球式で打席に入ることが決まり、
長嶋は関係者に
「松井は、ストライクが入らないんじゃないか?」と
冗談交じりに話していたという。
「ストライクを投げてこい」とのメッセージは、
フルスイングで応える準備ができているからか。
始球式は通常は1球のみだが、
2人だけの特別な空間だけに、
球団関係者も「1球勝負で終わるかは分からない」と話す。
球場が盛り上がれば
「おい、松井、ワンモア、カモン!」と、
長嶋が現役時代の熱血指導さながらに
「やり直し」をアドリブで命じる可能性もある。
長嶋は9年間の地道なリハビリの末、
右腕が肩の高さに上がるまでに回復。
まひが残る右手を添え、
両手でバットを振る練習を積んできたという。
素振りは国民栄誉賞の受賞前から、
取り組んできたもの。
まだ右手の指の握力が戻っていないため、
今回は左手一本でのスイングとなる可能性が高い。
それでも、左手だけでも強いスイングができるように、
超軽量バットを用意。
現役時代、ヘルメットを豪快に飛ばしながら空振りする姿は
「三振しても絵になるのは長嶋だけ」とも言われた。
長嶋は現状のフルスイングで感謝の意を示す考えのようだ。
長嶋は背番号「3」、松井は「55」の当時のユニホーム姿で登場する。
長嶋は94年、同率で最終戦のリーグ優勝決定となった
10.8の中日戦を「国民的行事」と名付けて盛り上げた。
5・5も、球史の枠を超えて人々の心に刻まれるのか???。
楽しみです。