クラシックが聴きたくなっても、あの膨大な数の曲の中からどれから聴いたらいいんだろう?
とくに誰が好きだとか、そういうのがない場合。
そんなとき見つけたのが1冊の本(文庫)。
■聴いておきたいクラシック音楽50の名曲
■中川右介
■河出書房新社
■2013年
とりあえずは聴いておけ的なクラシックの代表作が50曲紹介されているのだそうです。
じゃあ、この本に出ている曲を片っ端から聴いてみようと。どれだけ知っているのかな?
名付けて「クラシック50番勝負」。
これ、知ってる!とか
これ、曲名は知らないけど、聴いたことある!
それなら私の勝ち。
まったく知らん、とか
タイトルだけなら知ってるんだけど、聴いたことない…。
これは、負け。
ま、軽い気持ちでクラシックを楽しんでみようと、そんなところです。
で、まず1曲目がベートーベンの「運命」。
ジャジャジャジャーン。
あれですね。
これはもちろん知ってました。知ってましたが、知っているのは冒頭のジャジャジャジャーンだけ。
この曲が30分にも及ぶ大作(クラシックの世界では当たり前なのでしょうが)とは。要は冒頭以外はまったく知らない、聞き覚えなしだったわけで。
今回初めて最後まで聴いてみました。
ベートーベンの悲劇的な人生と「運命」というタイトルから想像するのとは相反して、なんか明るい感じの曲だなぁ…というのが正直な感想。もっと暗くて、ジワジワと心の奥底に忍び寄ってくるような、ある意味重たい曲をイメージしたのですが。
ちなみに「運命」と言って通じるのは日本だけで、よその国ではダメなんだそうです。この曲が日本に入ってきたときにニックネーム的に「運命」と名付けられたのだとか。そんな豆知識が常識なのかどうかもわからないくらい、実はクラシックに疎い私なのでした。
ま、冒頭だけでも知っていたので(とりあえず日本人としてはこれでOKな気がする…)、まずは幸先よく1勝です。
【01】○「運命」 ベートーベン
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