日日の幻燈

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【classic50】「未完成交響曲(シューベルト)」-クラシック50番勝負(2)-

2015-03-18 | my classix


「聴いておきたいクラシック音楽50の名曲」(中川右介著・河出書房新社)にもとづくクラシック50番勝負、2曲目は、シューベルトの「未完成交響曲」。
シューベルトならCDをもっている。「冬の旅」「美しき水車小屋の娘」。いずれも歌曲。
で、この「未完成交響曲」。
知りませんでした。
どこかでタイトルは聞いたことあるような…やっぱりないかな。

そのタイトル通り、未完成の交響曲。通常、交響曲は第四楽章まであるのに第二楽章までしかないのだそうだ。なぜ未完成なのかはわからないとか(推論はいろいろとあるらしいけど)。
本に「悲しくなるような美しさ」とありましたが、確かにそんな感じです。けして楽しい気分にはなれない曲。だけど、なのか、だから、なのか、起伏が激しい曲よりも落ち着いて聴けます。
ただ、「運命」のようにアピール度大の旋律がないためか、メロディを少しでいいからくちずさめと言われても、私にはまだまだ無理です。

なんか、私の小さいころからの音楽家のイメージって、悲劇的で暗くて貧しくて…。
なぜなんだろう?どこで刷り込まれたのかな?このイメージ。
とくにシューベルトはその最たるもの…だったのですが。
31歳で亡くなったシューベルト、短い人生の間にこれだけの作品を作るのだから、我々凡人とは、そもそも根本的なところで違っているとしか思えないのだ。

そんなわけで、2戦目にして早くも、悲劇の天才の前に負けを喫してしまったのでした。


クラシック50番勝負・戦績-1勝1敗-
【02】×「未完成交響曲」 シューベルト
【01】○「運命」 ベートーベン


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