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昨日(5月5日)、東京都府中市の府中市美術館で開催されている「歌川国芳 21世紀の絵画力」を観てきました。会期を前期と後期に分けて、展示を入れ替え制としていたようです。私が鑑賞したのは後期分。
昨今の浮世絵人気にゴールデンウィークが重なって、けっこう混んでいました。10人ずつ展示室へ-という入場制限があったため、20分くらい並びました。ま、20分くらいならカワイイものでしょうか。
国芳というと、個人的には「猫と化け物」というイメージなのですが、それ以外にもバラエティに富んだ作品を残していたのですね。浮世絵では、私は広重が好きなのですが、昨日以降、国芳の株も赤丸急上昇です。
広重の浮世絵からは風情を感じますが、国芳からは力強さを感じます。私は浮世絵のことはまったくの門外漢ですし、広重と国芳、素人目にもタイプの違うふたりなので優越はつけられませんが、我が家にも1枚くらい浮世絵が欲しいなぁ…と、あらためて思ったのでした。
やっぱり、本やネットで見るのと、実物を鑑賞するのでは、感動が全く違います。紙質まで伝わってくるようです。
ちなみに私が、これ、いいなぁ~と思った作品、本物の浮世絵は無理でも、絵葉書になっていましたのでお買い上げ。
【国芳 「おぼろ月猫の盛」】
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遊郭(吉原をモチーフにしているようです)、みんな猫。やっぱり国芳は猫なのか。賑わいが聞こえてくるようです。ジ●リなんかで、即使えそうな描写ですね。
【国芳 「金魚づくし いかだのり」】
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これ、金魚もいいけど、真ん中のカエル(…ですよね?)に魅かれました。
金魚も川面も、なんかとても涼しげな感じ。夏、和室に飾って風鈴がチリンチリン鳴るのを聞きながら、冷酒でも飲んだらたまらないだろうなぁ…と。
ちなみに期間は5月7日まで。もう終わってしまいます。もう1回見に行っても損はないし、できれば前期も見たかった。なにせ、気づいたのが1週間前だったので。もっと早くチェックしていれば…と、残念至極な気分なのでした。