歴史・音楽・過ぎゆく日常のこと
日日の幻燈






■「ハロウィーンの文化誌」
■リサ・モートン著・大久保庸子訳
■原書房
■2014年

9月になりました。雑貨屋さんなどもハロウィン色に染まりだす季節です。う~ん、でもちょっと早いんじゃない?10年前よりは確実に早まっている。
ま、私もその雰囲気に踊らされるわけで、毎年この時期、必ず本棚から引っ張り出すのがこの本。何とかハロウィンまでに読破しようと思うのですが、結局いつも途中でタイムアウト。読書の秋と言われますが、自分の場合は秋になると読書欲が落ちるみたいです。

それはさておきこの本、ハロウィンの成り立ちから始まり、イギリス、アメリカでの変遷を経て現在の世界的祝祭に至るまでを、細かく観察・解説してくれます。ハロウィン大好き、でも仮装するだけじゃなくて、ちょっとだけウンチクも知っておきたいという方は、興味のある章だけ目を通すといいかもしれません。最近の映画や音楽シーンへのハロウィンの影響なんかも、単純に雑学として読むだけでも面白いです。
この本が出版されたのは2014年。ここ数年の日本でのハロウィン騒動のあとだったら、「日本での爆発的ハロウィンについての考察」なんて章があったかもしれませんね。

ちなみに著者のリサ・モートンさん、ハロウィン研究の世界的第一人者…と紹介にありました。2012年には「ハロウィーン・ブック・フェスティヴァル」の大賞を受賞されたのだとか。ハロウィンを研究する人もいるんですね。



上の写真は数年前の我が家のハロウィン。最近は不発気味なので、今年は頑張ってみようかな?
あ、でも仮装はしません。もういい年ですからね~。


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