浅草に行ったら、お昼は天ぷらの老舗・三定で。
これは前から思っていたことで、念願かないました。
「三定の創業は、天保八年(1837年)江戸時代の事でした。以来170年以上に渡り、天ぷら屋として最も古い暖簾を継承しております」(三定ホームページより)
江戸時代の創業。
天ぷら屋として最も古い暖簾。
この謳い文句に魅かれてしまいます。
ではでは、恋い焦がれた天ぷらを食しに、いざ、雷門脇のお店へ。
おおおおおおおおおおおおおおおおおおお!
ここも外国人で埋まっている。
並ぶのはある程度覚悟していたけど、ここまで外国人が「占拠」しているとは。たぶん、旅行業者と提携しているほかに、海外のガイドブックにも載っているのでしょうね。
それでも、15分くらいで席へ案内されました。
【上天丼(三定ホームページ内、メニューより)】
私が食べたのは、上天丼。1820円也。
これが待ちに待った老舗の味。美味しくいただきました。
さて。
いちおう、事前に三定について下調べをしていったのですが、食べログなどのレビューを読むと、けっこう辛辣な評価が目に付いたのです。
天ぷらが油を吸っていて、サクッとしていないとか。
店員さんのサービスが良くないとか。
コスパが悪いとか。
で、実際にお店で食べての感想。
天ぷらの食感については、これは個人の好き嫌いだな、と。
サクッとした天ぷらが今の主流のようですが、私はしっとり派なのでまったく問題なし。カップ蕎麦の天ぷらも、「あとのせサクサク」じゃなくてお湯を注ぐと同時に入れて、3分後、しっとりしたのを味わうのが好きですし。
店員さんのサービスも、これだけ混んでいるなら、ある程度仕方ないかと。大雑把な感じもなきにしもあらず…でしたが、べつにどうのこうの言うほどでもなく、許容範囲。
不満だった人は、天ぷらの老舗というイメージから料亭なみのサービスを期待していたのかな?
コスパについては、そうですね、ちょっと値段設定が高めかと。
でも、ディズニーランドのレストランもそうだけど、こういう観光地や行楽地のお店はある程度仕方ないと割り切るべし。
あえて言わせてもらうなら、店員さんの応対。
私も何度か声をかけても、混んでいてなかなか席に来てもらえなかったのですが(個人的には仕方ないと思っているのですが)、外国人はどう思ったのかな?ツアコンが仕切ってくれる団体様御一行はいいとして、個人グループで来ている観光客も大勢いたので、こういった人たちは、ちょっと不満、というか不安だったのでは。言葉が通じない国でのお店で注文、海外旅行の経験がある人は、よくわかると思います。
これから、ますます増える外国人観光客に対して、このあたりは改善したほうが…と思ったのでした。
…ご馳走さまでした。