彷徨う普代村民

普代村の一村民、
彷徨う村からの貧民の呻き声

机上の運営

2018年03月28日 | Weblog

 改修駅舎テナントについて,めんこいテレビが入るという事について、色々とご意見いただき・・

やはり、なんで?というご意見。テナント問題先延ばしは元より、めんこいへ事業資金1900万支払い。そこから発生する三セクへの家賃収入⇒そして三セクの売上増がねらい? と見る向きもあります。

そうであれば、あまりにもその場しのぎ的つじつま合わせの会社か?と見られます。

取り繕った黒字では、何のための三セク会社かということになります。会社設立の原点が吹っ飛びます。

しかも、この予算、12月にもテナントに関する質問をして問題になったにも関わらず、議会が始まるまで一切の説明もなく、予算委員会でたまたま質問してわかった「めんこい事件」です。 まったくめんこくない。

 

  検証したらしい

 「地方創生加速化交付金」の条件に「先駆性を有する事業を・・」とあります。

果たしてこの事業がそうなのかは疑問ですが、国の指導では

「検証と事業の見直しのための仕組み(PDCA)が、外部有識者や議会の関与等がある形で整備されていること。」

「検証、見直しについて、公表するとともに国に報告すること。」

とあります。

検証・見直しに議会が関与した記憶はなく、いつのまにか「効果・検証」ホームページで公表していました???

このPDCA検証結果、議員はまだ見た人はいないでしょう。議会は蚊帳の外になっています。

目標を達成するための業務管理の手法として、PDCAサイクルというのがあるようです。

P:ぱっぱと計画し、D:どんどん実行、C:クリアして、A:「アッと」驚く成果 なのかどうかは分かりませんが、ほぼそんなような意味です。

そのサイクルで成功に導きましょうということですが、Pのプランは計画の甘さがその後の行動、Dに結びつけていないので、チェック(C)のしようもなく、次のアクション(A)が出ないという状況であると思います。

下に書いた会議議事録後の、PDCAの各状況についてのA(取り組みの改善)に何も示されていません。昨年7月時点ですが、いまだにテナント計画もなかったことを考えれば現在も同じ状況であろうと思われます。

 その根本原因はやはり、先ほどからの「役場的思考」だと思います。

それが、外部委員からの意見「机上ではない運営を・・」という言葉に現れたのではないでしょうか。👇

 

平成29年度 普代村まち・ひと・しごと創生総合戦略の効果検証議事録 29.7.18

『・事務局説明

 取り組みの検証・内部評価といたしましては、本事業は国の 地方創生加速化交付金(2次)を活用した事業で、スケジュー ル感と事業内容のしっかりした組立・精査ができないまま交付金ありきの事業遂行となってしまったこと深く反省しており、 KPI(重点的な具体的成果目標のことです)の達成にも至らなかった状況でございます。

外部委員の意見⇒一般的な商売と比較した場合には、働く方などの 姿勢や考え方などが違うように感じましたので、机上ではない運営の考え方などが新会社の事業展開につながっていくことを 期待しています。

事務局回答⇒店舗販売のみならず配送事業も進めておりますので村内事業者さんのご意見・ご協力をいただきながら村全体として地域経済を向上させるよう取り組んでいるところであります。』


【意見も簡潔で少し分かりづらいのですが、意味が解って答えているのか、かみ合っていませんが?】

 「一般と比較して姿勢が違う」「机上ではない運営を」という意見、その通りだと思います。やはりそう感じ取られているという所の意味を理解するのは難しいのかもしれません。

 役場思考が悪いというのではないですが、そもそも職業上、そんな経済感覚は無理だと思います。 民間の人からうまく手伝ってもらうという思考に変えればいいだけだと思います。 そうでなければ現場支配モードになります。

しかし、支配しているとは思っていなくて、仕事としてやっていると思っているのでしょう。役場ルール優先で進めようとすると、どうしても指導になり押しつけになってしまいます。

そもそも、売上の経費を考えて事業の成功をと、役場が必死こいてやろうというモードにはなりえないのではないでしょうか?

経済感覚ではなく、役所のルールと補助金ルールで進めようとするとそれは無理です。分野が違いすぎです。

「現場感覚に任せる=民間から知恵をお借りする」ということを理解してもらわないと、今回のような事業は成功は疑問です。

ですが、会社を清算整理しなければ赤字でも失敗ではありません。三セクの目的はしかしそうではないのです。

「三セクの4割は赤字で自治体財政を圧迫、残り6割も自治体からの繰出し金や補助金で黒字にしている」という実態があります。

だから国も三セク整理債という借金を認めても、三セク会社を整理しようとしました。

「村内事業者さんのご意見・ご協力をいただきながら」と、その場では美しい言葉を言いながら、ご意見を頂くことはなかったのではないでしょうか。

補助金で運営していくには、「机上の運営」でも可能なのでしょうが。

それが、民間に還元されて活性化効果に繋がるようであれば、少々の細かい金の使い方や少しの赤字はどうでもよくて、むしろ「効果」になります。

現場をあまり縛らないことがよろしゅうのことかと思います。(縛っていると思っていない所が問題なのですが)

部下職員の現場。各運営の現場。そこに少し忖度してみてはどうでしょうか。

「部下が上司を評価する仕組みも取り入れては」と一般質問で言ったのですが、そういうことの意味もあります。

一般質問では、「現場意識」とか「民間感覚」ということにつなげ、人事評価に上司の評価を提案したのですが、当然難色を示しました。 うまく伝えるのは難しいもんです。

 


 

 



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