昨日の新聞で、経済財政諮問会議の中間評価とやらが発表されたという内容が載っています。
安倍総理はメディアでよく、景気の回復を強調している割に、発表の内容は「低成長で税収下振れ」です?
発表の中には、疑問点が満載です。
※の結論として、「予算が膨らまないように管理」「社会保障費をおさえる」という事です。
「これまで以上に歳出改革(抑制?)を進め、消費税率10%を前提に・・・」
予算を抑え、社会保障費も抑え、増税をする。国民の息の根を徹底して止める対策に見えます。
総理も「経済成長と財政健全化を目指す」と言っています。⇒両立は不可能かと?
経済成長は、どちらかと言えば今は財政出動することです。⇔相反する財政抑制(歳出改革)ではないはずですが。
今言っている財政健全化は、緊縮政策をとって財政出動を抑えることです。
いわば、
「アクセルは踏む方向で行きますが、強力にブレーキもかけていきます。」と言っているようなものです?
車が走らないって!いうか、経済が成長路線に乗るのか?
<税収下振れ要因>
「財政悪化6兆9千億円」の中身に「消費税増税の延期で4.1兆円」の悪化とあります。
もともとなかったものを、「悪化」したと言い、「増税しないから悪化した」と言ってます。チョット無理があります。
歳出効率化で▲3.9兆円の悪化を抑制したとしてますが、それによって税収の伸び悩みを招いた可能性も否定できません。
全体として、財政悪化金額を大きく表現するためにこじつけている感があります。
だから増税しなければなりませんよ、社会保障費も抑え、介護費もかかりますよ! いいですね。(ということ?
国民は、「国も借金あるし、増税もしかたないよなぁ」と思い、世論が出来上がるのでしょう。
※基礎的財政収支=プライマリーバランス 👇
ニッポンの借金はこう減らせ! 2008.5.7 週間ダイヤモンド
法人税を半減せよ!
司会 そもそも、竹中さんが大臣になる前は、「プライマリーバランス」という言葉を聞いたことがなかったです。
竹中平蔵 おっしゃるとおりです。プライマリーバランスという言葉は、小泉政権で私が持ち込んだ概念です。経済学の世界ではポピュラーな言葉ですが、行政サイドでは用いられておらず、当初全く理解してもらえなかった。
これは金利分を除いた収支のことなので、企業で言えば利払い前の収支に当たります。つまり、「今年の政策経費は(借金に頼らずに)今年の税収で賄いましょう」ということを提唱したのです。
GDPに対する国債残高の比率(いわば借金の残高)が増えれば増えるほど、国は財政難に陥ります。しかし、国の経済成長率や金利水準が普通の状態なら、プライマリーバランスを回復させれば、GDPに対する国債残高の比率が上昇するのを止めることができます。だから、プライマリーバランスは非常に重要な概念なのです。
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経済学の世界は分かりませんが、「借金に頼らず税収で財政を賄いましょう」と言っているわけです。
普代村の税収は、せいぜい2億数千万。予算は20数億です。
あとは国からの交付金約15億のほか、国や県からの補助金などで賄っています。
交付金には、国債という借金が含まれます。借金に頼らずにどうやって自治体交付金を捻出できるのかが分かりません。
家庭の経済学とか企業の経営なら「借金に頼らずに」やることが理想です。
しかしその借金も、企業が借りないから国債がダブつき、今銀行は大変です。税収が増えない要因にもなっているはず。
国の経済を、家庭や企業と同じレベルで考えていいのかという事も言われています。
国が「借金をしないようにつつましく倹約します」という立場でやれば、市場にカネが回らなくなります。
国からの工事発注は減る、道路工事も出来ずインフラは老朽化、田舎の経済を支えている土木建築関係は疲弊。
失業者は増える、土木技術は伝承されず技術後進国となり、災害大国ニッポンの災害時は海外を頼るという羽目になる。
そして職を求めて海外へ。そんな状況が他国事ではなくなります。
聞くところによると、日本の借金は返さなくてもいい借金だそうです。
あの財務省が、「国のシャッキン、国のシャッキン」と声高に言っているだけ。とも言います。
例えれば、くろさき荘は役場会計から15億以上も借りていますが、その関係です。
返さなくていいんです。そのままで。
返さなくても会計をプールすればチャラになります。同じ財布の中でやりとりしているだけです。
じゃあ、役場はどこから金を持ってくるのか? 政府から来ます。
政府はどこから持ってくるかと言えば、日銀から国債として持ってきます。
日銀は政府の子会社のようなもので、くろさき荘と役場の関係のようなものです。
じゃあ、日銀はどこから持ってくるんだ? 多分、札を印刷するんでしょう(笑
くろさき荘のプライマリーバランスを考えたとき、竹中平蔵が言っていることは現実的でなくなります。
返すのは不可能ですから事業をたたみなさいという事です。 国でいえば破綻です。
借金だ、社会保障費だ、消費増税だとかいって出し惜しみして景気悪くする必要あるのでしょうか? みんな困ってるし、将来不安で結婚もできない人や子どもも少なく産むしかない。一番原因をつくっているのは政府ではないか?
麻生副総理は8年前にこんなことを講演してます。
それでも今のような緊縮財政方向なんですから、政府の考えはようわかりません?👇
「ギリシャのようになる」は完全に間違っている
『麻生太郎氏(以下、麻生) マスコミが世の中へ流し、多くの人が信じている間違った話が一つあると思います。それは、日本という国が破産する、って話。これは簿記っていうものの基本がわかってない人がしゃべって、わかってない人が書いて、わかってない人が読んでいるから、いよいよ話がわからなくなっているんだと思います。今からわかりやすく例を説明するから、よーく聞いといてくださいね。
「ギリシャと同じになっては大変だ」ってまだ叫んでいる元財務大臣経験者の方がいらっしゃいますが、ギリシャは、ギリシャ発行の国債のうち、ギリシャ人が買っているのは3割です。残り7割は、ギリシャ人が買ってくれなくてしょうがないから国債相場に出す。
日本という国は間違っても、日本の政府が借金しているのであって、みなさんが借金しているのではない。それと、当然円で賄われているから、いざ満期になったときどうすればいいかって、日本政府がやっているんですから、日本政府が印刷して返すだけでしょうが。だって日本円なんだから。簡単なことだろうが。外国に返すんだったら、そりゃドルに替えにゃいかんよ、ユーロに替えにゃいかん。ギリシャはみんなそうです。(日本は)全然違います。だから返さなくていい。
旧大蔵省とマスコミが煽っているだけ
大蔵省がえらく危機感を煽ってみたり、新聞はわけのわからない政治部が経済をわかったつもりで書いてみたり、それをまたわかったつもりで読んでみたりする人がいて、話がどんどんどんどんエスカレートしているけれども、現実問題、金利は下がっとる。上がる上がるって言い続けて20年間ずっと下がったよ。ほとんどずーっと下がったね。
日本国債の現状は”家庭内での貸し借り”と同じ
麻生 家庭で考えればわかりやすいよ。父ちゃんが「会社で困ってるんだ。母ちゃん金貸してくれ」って母ちゃんに言って、母ちゃん金利とるか? なかなか父ちゃんに貸した金って取り立てもしにくい。そんな具合。だって郵便局にお金預けて、その郵便局が国債を買っているのだって、相手が国なら同じことでしょう。左のポッケから右のポッケに入れ替えたって。世界中はそれを知っているから「あいつら円だけでやっているんだろう」ってみんな思っているんです、世界中でこういうことやってる人は。だからいくら「大変だ大変だ」って言ったって、世界中は日本の国債を買いたがってる。金利がこんな安いのに。』
じゃあ、どうして返さなくていい借金を問題視して、社会保障費を目の敵にして、増税を実行しようとするのか?
安倍総理と会食したという経済評論家が、「安倍さんもそのことは理解している。けども、世論の方向が増税に向いている。」
というようなことを言って、自分だけではどうにもできないと言っているとか?
あれだけ国会では頑固なのに? 分かりません。
財務省とマスコミにはかなわないという事か? しかし、マスコミの影響というのはすごいもんです。
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