去年の春からテストしていて、ちょっとサスペンドしていた企画。
あまりウェイトの細分化はしたくなかったので、135と165の間のサイズは商品化するのは止めようと思っていた。
しかし、去年作ったプロトをベースに試行錯誤した結果、使えそうな感じに仕上がったので、
今年の沖縄遠征で使ってみた所、かなり良い感触を得ることが出来た。
「Srgalah165から-10gで何が違うの?」と思う方もいると思いますが、
Srgalah 165と全長は同寸で、ボディを若干シェイプすることによって、
S字のアクションをよりシャープに出せるようにした。
Srgalah165はボディ側面の面積が広い分、水の抵抗を受けるので、
Srgalah135などよりもロッドアクションを強めにしないと少し「たるい」の動きになってしまう。
165のコンセプトは大きい着水音で深みに潜むGTにアピールし、ルアーの存在を気づかせる。
ファットなボディによって浮力をかせぎ、水面に「ポコッ」と浮き上がる動きが大型魚に追われて
水面に飛び出るベイトを演出し、捕食のスイッチを入れ、バイトのタイミングを作りだす。
Srgalah165の使い方は比較的短いストロークでダイブさせ浮かす。ナブラの中に打ち込んだり、
ベイトボールに打ち込んだり、見えてる沈み根を攻めたり、地形が把握出来ている深場のポイントなど、
どちらかというとピンポイントの攻略に使用することが多い。
しかし、沖縄などで攻めることの多い、「水深のある沖の沈み根が連続するポイント」などを探る場合、
私はあまりポーズなどは使わず、かなり早いピッチで連続ジャークして魚を誘う。
早いピッチで探る場合、水の抵抗を受ける165は少しシンドイ。
そこで、もうチョイ楽に引けるサイズと思って開発を進めてきた。
開発コンセプトは一日FULLに投げ続けられて楽にジャークできること。
名称にもあえて「GT SPEC」といれてみた。(他魚種にも当然使えますが・・・)
GT狙いのエキスパートに使ってもらいたいという願いを込めて・・・。
シュリガーラはマグロやヒラマサのGAMEにも威力を発揮しますが、やっぱりシュリガーラの開発の原点はGTなんです。
「GTをもっと釣りたい」、その思いが形となって「シュリガーラ」が生まれた。
皆さんに使って頂いて、少しずつ結果として現れ始め、反響がだんだん聞こえ始めてきた。
その期待にどれだけ応えられるか?
正念場のKZ WORKSっす。