おいらは右利きなんですが・・・、
一般的には利き腕のほうが若干太いのが普通ですが、
自分はルアーを作るようになってから、左腕のほうが太くなってしまいました。
ブランクを削りだす場合、小刀を持っている右よりも左の腕のほうが力が要るんです。
右腕は添えているだけ・・・、小刀の刃は左の親指で押すようにします。
まぁ、太い鉛筆を削っているようなもんです。
左手の親指以外の指でブランクを包み込むように持ち、
ブランクが刃に当たる角度を微妙にコントロールしながら削るんですが、
この作業が思いのほか重労働なんですよ。
毎日筋トレやっているようなもんっす。
木は堅かったり、柔らかかったり部分部分で様々な表情があるので
ブランク削りの作業は力が要る反面、とても繊細な作業なんです。
まぁ、これのおかげで、魚とのファイトに必要な筋力と持久力が知らない間についているんで
最近はGTとのファイトも以前より楽ちんなんす。
魚とのファイトで意外と力がいるのがリールを回す腕。
つまり自分の場合は左腕
ロッドを保持する右腕も力が要りますが、
長期戦になり、疲れてくるとリールが巻けなくなります。
リールが巻けないと魚との距離がいつまでも詰められず、
拷問のような仕打ちを受けることになります。
長期戦は魚にも大きいダメージが掛かり、リリース不能になる可能性もあるので
いかに最短でキャッチするかが重要っす。
GTゲームはキャッチ&リリースが基本。
いつまでもゲームを楽しむには魚のダメージを最小限に抑え、元気にリリースする。
それが次のゲームに繋がります。
魚が釣れたことを喜ぶのもいいけど、
リリースして元気に海に帰っていった姿を見てから
喜びに浸りたいっすね。