メーカー立ち上げ時にひと夏だけ
販売したことがあるシイラ攻略用のポッパー。
切られたり、誰かにあげたりで実物が残ってないんだけど
元々はこのポップライザーを参考にして
貫通ワイヤー仕様で作った。
ポップライザーというポッパーは
シイラを本格的にやっていた頃
本当によく釣ったルアーでした。
大きい方が130mmウッド製で重さ60g。
小さい方は100mmで同じくウッド製、重さ30g。
よく飛んで、ウッド特有の水がらみの良さで
夏のシイラ釣りにはちょ~重宝したルアーだった。
今年のシイラのシーズンにはちょっと進化させて復活させようかな。
最近はキハダ釣りに追いやられて
影の薄い相模湾の夏のシイラですが
オフショアの大物釣りの基本となるものが
ぎゅっと凝縮されてるのがシイラ釣りなんですよ。
オフショアデビューでいきなりキハダを狙って、
釣れないとかやられたとか嘆く前に
基本をしっかり身に着けて
オフショアの釣りを理解した上で
大物を狙うのが順番なんだけどなぁ・・・。
何だか最近は情報が簡単に手に入るから
それを見て自分でも出来ると錯覚をおこすのか
ステップアップの道のりをショートカットする人が多い・・・。
まぁ、あとで困るのは当人なんだけど・・・。
ナイロン16lbでビミニツイストでダブルラインを作ってから
オルブライトやフィッシャーマンノットでリーダーを結ぶ。
ライン同士が重なっている状態で〆込むと
切れる原因だからなるべく重ならないように
丁寧に綺麗に小さく作るように気をつける。
今はシイラもPEラインが主になりつつあるから
ちょっと味気ない感じ・・・。
ナイロンラインで10kgオーバーの魚とやり取りするスリルは
魚のいなし方やロッドの操作を覚えるのに
格好の教材になる。
今は強いPEと力のあるリールで
適当にグリグリ巻いてればある程度寄ってきちゃうから
あまりロッドによるプレッシャーの掛け方とか
知らなくても釣れちゃうからね・・・。
そうゆうのがイカンと思うわ。
魚とのやり取りの際、ロッドを立てる角度によって
バット部分でプレッシャーを掛けたり、
魚が走ってる際はどのような角度に保持して
力を逃がしたり、逆にプレッシャーを与えたりという操作感を
覚えないといつまでも上達しない。
ファイトの姿勢も大事です。
腕を「曲げ伸ばし」して竿を起こしてリールを巻くポンピングは
小物ではいいが、大物の場合はすぐアングラーがバテます。
大物とのやり取りでは
手と肩とギンバルで三角形をつくって
腕の曲げ伸ばしで竿をあおるのではなく、
腕はまっすぐをキープして
腰と足の曲げ伸ばしで竿をあおるのが長時間ファイトに耐えるコツ。
本当に大きな魚になると腰だけでは無理になってくるので
このとき使うのがフットポンピング。
YOUTUBEで最近、目にするのが
ロッドを起こす動作の時に膝を曲げて沈み込み、ティップを持ち上げる・・・。
ラインを回収する際に立ち上がってティップを下げる・・・。
コレ間違ってると思うんですけど・・・。
フットポンピングは足の力で魚を浮かせる動作なので
膝を曲げる動作でロッドティップも下げ、
膝を伸ばすことでロッド全体を持ち上げて
足の力で魚を浮かすのが本来の目的なはず・・・。
人間の脚力は腕力よりも数倍強いので
その脚力を利用するのがフットポンピングです。
間違ってるかな?間違ってたらすんません・・・。
とにかく何だか気持ち悪いポンピングが広まらないことを
願う今日この頃っす・・・。
ポッパーの話よりも余計な話のほうが多いっすね・・・。