この人生、なかなか大変だぁ

日々の人生雑感をつれづれに綴り、時に、人生を哲学していきます。

つくづく出るのはため息ばかり

2020-06-02 09:40:50 | 新型コロナウイルス
新型コロナウイルスの影響で収入が減った中小企業やフリーランスに対する救済策の「持続化給付金」の業務委託の件で問題が起きている。
社団法人「サービスデザイン推進協議会」が769億円で落札し、それを電通に749億円で丸投げしているのだ。そもそもサービスデザイン推進協議会は電通・パソナ・トランスコスコスなどが設立しているのだ。やれるのなら、初めから電通がやればいい。
いや、そもそもなぜ企業に委託するのか?なぜ自治体がやらないのか?どこにも商工労働部があるだろう。自治体にはできないというのだろうか?

この幽霊会社に20億円が入っている。いったい何に使うのか?
経産省は約20億円の内訳について、給付金の振込手数料が約15・6億円、人件費が約1・2億円、残りは旅費や事務用品費としており「事業遂行に必要な経費」と説明しているらしいが、右から左へ動かしてどこの世界で20億円も必要というのか?
野党は入札情報の開示を求めているが、政府側は「私どものルールに基づき公表しない」などと応じないという。

明らかに裏金作りだ。世間が新型コロナで苦しんでいるところで、自分たちの懐を肥やそうと画策するなんて、公文書偽造どころの話じゃない。明らかに泥棒だ。税金泥棒というのは給与をもらっていながら役に立たたずの公務員や政治家に言う言葉だが、こちらは本物の税金泥棒だ。

アベノマスクもそうだ。
バイオマス発電用木質ペレットの輸入が主な業務の㈱ユースビオという得体のしれない会社にマスクを発注した。同社は定款を書き換え中と報道されていた。つまりマスクの輸入販売の業務ができないところに発注したということである。まったく怪しい。こちらは公明党の支持者だったというから、公明党に恩を売ったつもりなのだろうか?
そもそも466億円といわれた予算が、233億円になり、最終的には「購入費91億円」+「印刷パッキング等費用19億円」+「郵送費14億円」+「検品費用が約8億」+「コールセンターなど諸経費0.6億円」=「計約132.6億円」となっている。
野党が暴かなければ知らぬ顔してせっせと裏金を作っていたのかもしれない。このどさくさの中で!

新型コロナウイルスの対策は遅くてお粗末にもかかわらず、ようやく出した対策の中からピンハネしようとする。この安倍政権にはつくづくため息ばかりしか出ない。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 祭りのあとの寂しさは | トップ | 新型コロナはお終い »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

新型コロナウイルス」カテゴリの最新記事