疑わしいダイエット説

疑わしいダイエット説はけっこう多い。
疑問に思っていることに、おにぎりなど冷やしておくと糖質の吸収が抑えられるというのがある。
ジャニーズ系のようなイケメンドクターがよくテレビで提唱していて、自らもクリニックで冷蔵庫から冷やしたおにぎりを食べていた。確かににスリムになっている。
しかし、冷たいご飯でも食べているうちに胃の中で人肌にならないかい？
消化管を通って腸に行くまでにすっかり温かくなってはいないかい？
ちょっと疑わしい。

ネットで調べたら、「ご飯の主成分であるでんぷんは、冷めることで難消化性でんぷん『レジスタントスターチ』に変化します」とある。
確かにそのままなら、レジスタントスターチとして消化吸収しにくいのかもしれない。
しかし、「再度加熱すると『再糊化』（消化吸収しやすい形態になること）する」と言っているから、まったく変化したままというわけではなさそう。
だったら、お腹の中で温まった「レジスタントスターチ」は「再糊化」するんじゃないの？

もし逆に、「再糊化」しても「レジスタントスターチ」のままというのであれば、コンビニのおにぎりをチンしてもいいし、家庭で冷凍保存していたご飯をチンして食べてもいいことになる。

なんでもダイエットにいいと言うんじゃねぇ～って感じ。