納豆はいつ食べる？朝でしょ

わたしは血圧が高い。父は77歳のとき3度目の脳梗塞で寝たきりになってしまった。
だからわたしも脳梗塞にならないように食生活に気を配っている。
DHAやEPAが豊富なサバ水煮は好物だし、血管補強になるサーモンも食べる。また、血液サラサラのタマネギや血栓予防の納豆も努めて食べている。
その納豆のことだが、2、3年ぐらい前から、夜食べた方が効果的というのを耳にする。
昔、納豆は朝食べていたはずだ。二十歳の頃、高田馬場の朝食屋でも出ていたし、ホテルの朝食ピュッフェにも出ていた。

とある管理栄養士が「納豆はどのタイミングで食べても良い食品ですが、含まれる成分のうちナットウキナーゼによる血栓を溶かす効果を最大限引き出すために、夜に食べることをおすすめします。 血栓は血管の損傷に加え、血流が滞ることでも生成されるため、活動の少ない夜に作られやすく、ナットウキナーゼの血栓を溶かす効果を発揮させるために夜に食べるのがおすすめです」とネットに出ていた。
カミさんもテレビの情報から、「夜食べた方がいいんだって」と言う。わたしは夜食事をとらないのでこれまで気に止めないで聞いていたが、よくよく考えてみるとおかしい。

ご説だと「夜寝ているうちに血栓が作られやすい」といことだ。だから夜食べた方がいいというのは、消化吸収の時間をまったく無視している。食べたら即消化吸収されると思っているのだろうか？
小学5年生でもわかる話だ。栄養学は得意なのかもしれないが、生理学には疎いようだね。
以前に書いたブログ「タンパク質が足りないよ～」（2022.1.03つれづれ記）、「続・タンパク質が足りないよ♪」（2022.1.07つれづれ記）で「ガッテン！」の「朝タンパク」について触れている。
筋トレをしている人になかなか筋肉がつかないのは、朝摂取するタンパク質が足りないということだった。
夜寝ている時にタンパク質は消費されるので、そのためには朝20ｇ以上のタンパク質を摂取していないといけないという話だった。
だいたい消化吸収に17、8時間かかるのではないだろうか？
だから夜寝ている間に血管の修復をしたり、血栓を防いだりするため、みなさん納豆は朝食べましょうね。