WBCロスか？

WBCが終わってもまだ余韻に浸っている。テレビ局が拾ってきたエピソードに涙をにじませながら見ている。
よくできたドラマですら及ばない感動を与えてくれた。
やはり事実の持つ力だと思う。安易なハッピーエンドもつくらないし、想像を超える結末が飛び出したりする。スポーツの持つ醍醐味である。

WBCロスを感じている人も多いかもしれない。闘った選手たちにもあるだろう。
みんな寂しがっている。非日常の異空間だったから。
大谷翔平がWBC参戦を決めた最大の要因は、エンゼルスが一向にワールドシリーズに出場できなかったことにあると思っている。
シーズンのリーグ戦は1試合、1試合の勝ち負けだけで、さほど血沸き肉躍るという状態にならない。ピッチャーが打たれ点差を広げられたら、捨てゲームにされてしまう。

WBCの準々決勝のようなトーナメント戦では負けたら即終わりになる。
試合中は、ヒヤヒヤドキドキ不安で胸潰れる思いで一杯である。勝てば震えるほどの喜びに溢れる。
大谷翔平は今回その味を十分堪能したと思う。

そして波紋を呼びそうなのは、大谷翔平がクローザーもできることを世間に知らしめたことである。（もちろんでないはずはないとみんな思っていたけど）
もし、ワールドシリーズに上がった時大谷翔平の活躍は今回のWBC戦から容易に想像できる。この価値を考えると、来年の契約年俸の額が大きく跳ね上がるね。

早速MLBのシーズンが始まるが、楽しめるのは大谷翔平個人の成績だけ。ワールドシリーズに行けると嬉しいけど。