今年の2月にジュンク堂で「覚悟の競馬論」(国枝栄)を買ってきた。
国枝氏はアーモンドアイの管理調教師である。「日本競馬への危惧」という第6章の結びでJRAの制度や運営に苦言、というより提言を行っている。それについては機会があれば私見も交えていつかブログしたい。
今回触れたいのはこの提言で大橋巨泉のことを思い出したである。
昔、日曜お昼に放送されるラジオニッポンをよく聞いていた。小倉智昭アナと大橋巨泉による競馬放送だった。予想もしていたがJRAの改革について口角泡を飛ばして語っていた。
なるほどと思うことも多かったが、いったいどれだけ改善されたのだろうね。
最近は競馬情報誌をまったく買わなくなったので競馬界の情報に疎くなっている。
話しは大橋巨泉のことだ。その大橋巨泉から競馬新聞のことに連想が及んだ。
昭和49年当時、師匠は競馬エイトを買っていた。その頃、大橋巨泉の予想を売りに新発売されたばかりだったようだ。当然わたしも競馬エイトを買うことになった。
しばらく経った頃、師匠になぜ競馬エイトなのかと問うたことがある。
するとなんと答えは驚きだった。大橋巨泉の予想を参考にしているのかと思ったら、大橋巨泉は人気のバロメーターになるからそれを見ているのだと言った。
当時の専門誌は各トラックマンなどの予想印を乗せていて全員が並ぶとデンデンムシ(◎)が並んだガチガチ人気だと言ったりした。
一方人気が分かれるときもある。そんな時師匠は大橋巨泉の予想を参考にするというのだ。
大橋巨泉の予想に乗るのではない。大橋巨泉の本命が1番人気になる確率があるからその馬を破れる馬を探すのだという。
つまり人気がどうなるかを読むために競馬エイトを買っていたのである。大橋巨泉もそんな使われ方をされていることなど予想だにしなかったことだろう。
オッズは大切である。今でこそトータライザーで瞬時にオッズが出るが、その頃は売れた票数だけが表示されていた。売り上げの桁数で1番人気はわかるがどんな配当になるのかはわからない。
もちろん電卓を持ってきて、特定の馬の票数を売り上げ総数で割ればオッズが出てくるが、連複や複勝は計算が複雑で短いパドックの間にやっていたら馬券を買いそびれてしまう。
そのために大衆人気の象徴として大橋巨泉に注目したのである。
格を重んじるから勢い人気馬中心で予想点数も多く、あまり評判は宜しくなかった。しかし、大橋巨泉ばかりも責められない。看板予想ならどこかのトラックマンが一発逆転を狙うような大穴予想はできるわけがない。極めて穏当な予想にならざるを得なかったのであろう。
国枝氏はアーモンドアイの管理調教師である。「日本競馬への危惧」という第6章の結びでJRAの制度や運営に苦言、というより提言を行っている。それについては機会があれば私見も交えていつかブログしたい。
今回触れたいのはこの提言で大橋巨泉のことを思い出したである。
昔、日曜お昼に放送されるラジオニッポンをよく聞いていた。小倉智昭アナと大橋巨泉による競馬放送だった。予想もしていたがJRAの改革について口角泡を飛ばして語っていた。
なるほどと思うことも多かったが、いったいどれだけ改善されたのだろうね。
最近は競馬情報誌をまったく買わなくなったので競馬界の情報に疎くなっている。
話しは大橋巨泉のことだ。その大橋巨泉から競馬新聞のことに連想が及んだ。
昭和49年当時、師匠は競馬エイトを買っていた。その頃、大橋巨泉の予想を売りに新発売されたばかりだったようだ。当然わたしも競馬エイトを買うことになった。
しばらく経った頃、師匠になぜ競馬エイトなのかと問うたことがある。
するとなんと答えは驚きだった。大橋巨泉の予想を参考にしているのかと思ったら、大橋巨泉は人気のバロメーターになるからそれを見ているのだと言った。
当時の専門誌は各トラックマンなどの予想印を乗せていて全員が並ぶとデンデンムシ(◎)が並んだガチガチ人気だと言ったりした。
一方人気が分かれるときもある。そんな時師匠は大橋巨泉の予想を参考にするというのだ。
大橋巨泉の予想に乗るのではない。大橋巨泉の本命が1番人気になる確率があるからその馬を破れる馬を探すのだという。
つまり人気がどうなるかを読むために競馬エイトを買っていたのである。大橋巨泉もそんな使われ方をされていることなど予想だにしなかったことだろう。
オッズは大切である。今でこそトータライザーで瞬時にオッズが出るが、その頃は売れた票数だけが表示されていた。売り上げの桁数で1番人気はわかるがどんな配当になるのかはわからない。
もちろん電卓を持ってきて、特定の馬の票数を売り上げ総数で割ればオッズが出てくるが、連複や複勝は計算が複雑で短いパドックの間にやっていたら馬券を買いそびれてしまう。
そのために大衆人気の象徴として大橋巨泉に注目したのである。
格を重んじるから勢い人気馬中心で予想点数も多く、あまり評判は宜しくなかった。しかし、大橋巨泉ばかりも責められない。看板予想ならどこかのトラックマンが一発逆転を狙うような大穴予想はできるわけがない。極めて穏当な予想にならざるを得なかったのであろう。
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