この人生、なかなか大変だぁ

日々の人生雑感をつれづれに綴り、時に、人生を哲学していきます。

ソダシとママコチャ

2023-06-11 12:15:16 | たかが競馬、されど競馬
ダービーの日、京都10レースの安土城S(オープンL)を勝ったママコチャがソダシの全妹とは知らなかった。
クロフネ×ブチコなのに姉のソダシは白毛。妹は鹿毛になっている。遺伝子の妙だね。
しかし、クロフネの快速は受け継いだようで、勝ちタイム1.19.0秒は2015年ウリウリが出したコースレコードと同じタイムだった。
たまたま読み返していた「競馬の血統学」(吉沢譲治/NHKライブラリー)に芦毛のことが載っていた。

「馬の毛色を芦毛にする『遺伝子G』があれば芦毛になり、そのGに対する劣性の『遺伝子g』は芦毛にするはたらきをもっていない。『遺伝子G』は栗毛や鹿毛なする遺伝子に対しては上位でありこの『遺伝子G』を父親か母親のどちらか(もしくは両方の親)から受け継いだ馬は、間違いなく芦毛に生まれてくることになる」

「同じ芦毛でも『GG型』と『Gg型』の二種類に分かれる。
産駒がかならず芦毛に出る種牡馬がいるが、これは前者の『GG型』の芦毛馬で、つねにGを伝えるので、産駒はすべて芦毛に出るわけである。ラナーク、ゼダーン、メンデスといった種牡馬がこのタイプで確かに産駒は芦毛に出ている。
ただし、こうした『GG型』の芦毛馬はごくわずかだ。多くは後者の『Gg型』で、産駒に芦毛が出る確率と出ない確率は、基本的には半々になる。

たとえばオグリキャップもこの『Gg型』で、したがって産駒のすべてに芦毛を伝えるとは限らず、その確率は半々ということになる。その父ダンシングキャップも、父の父ネイティヴダンサーも、この『Gg型』だった。中略」
「では、両親とも芦毛なのに子にそれ以外の毛色が出たりするのは、なぜか。
これは『Gg型』の両親が、どちらも『遺伝子g』のほうを子に伝えて『gg型』になった場合で、このときは劣性がはたらくから芦毛は生まれてこないのである」
クロフネもブチコも「Gg型」で、ママコチャは「gg型」に出たということなのだ。

わたしが好きだったモンテプリンス(鹿毛)もダービーを取らせてもらったアイネスフウジン(黒鹿毛)も同じ芦毛シーホークの産駒であったが、別々の毛色となっている。
シーホークは長距離血統と考えていたので、どちらもダービーで狙ったが、毛色のことは今まで気づいてなかった。
モンテプリンスは母モンテオーカン(鹿毛)が出ており、アイネスフウジンは母テスコパール(栗毛)ではなく、母父テスコボーイ(黒鹿毛)が出たのかもしれないね。

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