この人生、なかなか大変だぁ

日々の人生雑感をつれづれに綴り、時に、人生を哲学していきます。

安倍政権の黒幕?Ⅱ

2020-07-24 07:07:29 | 新型コロナウイルス
7月23日羽鳥モーニングショーの「そもそも総研」で「安倍政権の黒幕」(と言っているのはわたしだけだが)、PCR検査がなかなか広がらない問題の背後を取材してきた。
予告があったので楽しみに待っていたら、PCR検査を抑えてきたのは厚労省の医系技官のグループだったと言うのである。

PCR検査で少なからず擬陽性の判定が出ることがある。陽性と判定されたら隔離しなければならない。そこに人権侵害の恐れがあるというのだ。
かつて、ハンセン病で隔離政策を取ったことがあり、家族との分断を余儀なくされた。
それらの訴訟でことごとく国は負け、多額の賠償金を支払っている。そのトラウマだと言うのだ。
医療技官がその轍を踏まないようにしているというのが、そもそも総研の結論だった。
従って、この隔離に対する人権問題について国民的議論を経ないと厚労省の態度は変わらないだろうと締めた。

そんなことはないだろう。
われわれは擬陽性であれ、陽性と判定されたら隔離されることに反対しない。粛々と従うだろう。
誤認逮捕で10日間留置場に入れられるわけじゃない。
では、もし陽性が間違いだったとしたら、喜びはしても行政を訴えるだろうか?
そもそも自らPCR検査をできないし、10日間の隔離の後も検査なしで退院する。擬陽性だったかどうかもわからない。仮に検査ができたとして、陰性の判定に本来擬陽性だったのか、治って陰性になったのかわかるわけがない。証明することもできないし、訴えようもない
ハンセン病は不治の病と差別されていた。未来永劫、普通の社会生活はできないとされていたのだ。恋も仕事も。一緒にする方が大間違いだ。

むしろ、症状が出ても4日間の待機をさせられてそれでもなおなかなか検査してくれない体制の方を訴えたい。
病院に向かう途中の路上で亡くなった80代の男性や、単身赴任中の50代の男性が会社の寮でひっそり亡くなっていたケース。検査を抑えられたことによって岡江久美子さんのように自宅で亡くなった人や、志村けんさんのように治療の手遅れで重症化して亡くなった人がたくさんいる。
こんな酷い感染予防体制をむしろ訴えたいところだ。
(追記 岡江さんは自宅で悪化して病院に運ばれてから亡くなっていたんでしたね。そこだけ訂正します)

何かちょっと違う気がする。そんなもんじゃない、という気がする。
厚労省の医療技官なんて生殺与奪権(人事権)を持つ安倍首相が恐れるわけないじゃん?官僚に嘘つかせることも文書偽造もやらせる安倍首相だよ。PCR検査をやれと言えば誰も反対できないはずだ。
玉川徹記者本当に納得しているの?もっと調べてみてよ。

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3 コメント

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Unknown (もそ)
2020-08-02 00:06:06
失礼します。
み~ちゃんさんのおっしゃる気持ちはよくわかります。加屋凡男さんも十分に理解していると思います。
石を投げたり等々ひどい話です。証拠さえあれば、現行の刑法でも犯罪が成立すると思います。
ただ、加屋凡男さんがおっしゃりたいのは、PCR検査が広がらない理由は人権侵害の問題以外にあるのでは?ということではないでしょうか。
見当違いな議論をしてないで、もっと真相を探ってよ。ってことを言っているのだと私は感じました。
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富山ではその2 (み~ちゃん)
2020-07-24 10:45:21
ちなみにこの検査が拡大しない理由が『ハンセン病訴訟のトラウマから来ている』と言う理由に理解はできても納得はできないというのが個人的な感想です。私自身の場合はそうであるなら『もっと検査範囲を拡大し、陽性反応が出た人に差別的な言動や行動をした人に罰則を与える』という法令等を制定した方が効果的であると考えているからです。もちろんそんなことをしなくてもいいのであればそれが一番いいのは間違いありませんが、現実的に富山ではコロナウイルス陽性者の父親が自殺され一家離散状態になっていることからそういったことが必要悪になるのではないか?と考えているのです。
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富山では (み~ちゃん)
2020-07-24 10:09:01
おはようございます。初めてコメントを送ります。このブログを見て富山県で起こった富山県で始めてコロナウイルス陽性の人が出たときの事件をお知らせします。富山県で初めてコロナウイルス陽性の人は京都産業大学の学生だったのですが、その人たちの家族の家に石を投げつけられたり、ネットで罵倒されたりしており、一家離散状態に追いやられた事件があります。このような行動は許されることではありませんが、現実的に似たような村社会が今もなくなっていないことにも目を向けるべきではないでしょうか?
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