この人生、なかなか大変だぁ

日々の人生雑感をつれづれに綴り、時に、人生を哲学していきます。

日本列島に激震が走る

2011-03-12 19:21:06 | 東日本大地震
未曾有の災害である。このような大津波は見たことがない。スマトラ沖の地震のときのストリートを襲う津波にも驚いたが、沖合いから何波にもわたる津波が押し寄せる映像や、高速道路のすぐ下を大きな漁船が押し流されていく映像。マストが高架橋に押し曲げられて折れていくのがスローモーションのように見えた。車や10tコンテナがマッチ箱のようにくるくると回りながら流されていく。のどかであるべき田園風景に、一面真っ黒に塗りつぶしながら押し寄せる津波。船が、車が、家屋が、一切のもろもろが押し流されビニールハウスに迫っていく。自然のスケールの前に、なんと人間の営みがちっぽけでか弱く見えることか。

福島原発一号機の爆発について、政府と東電の記者会見が今行われたが、枝野官房長官はただ事態の確認に鋭意取り組んでいるというアホな会見で終始し、続いて行われた東京電力の保安委員の会見には少し期待させられたが、やっぱり調査中ということだけ。会見がなくてもいい会見だった。
会見場の記者も「避難する人はどんなことに注意したらいいのか」なんてどうでもいい質問だった。後で裏取材で特ダネをつかめばいいとでも思っているのだろうか。
この辺が日本の政治の駄目なところだ。

庶民にパニックを起こさせてはいけないという配慮のつもりだろうが、この「知らしむべからず」の手法が過ちを招くことがある。後手、後手に回って大きな禍根を残すのが常ではないか。
初期動作というか、情報の初期開示のタイミングは本当に難しいと思う。
ことさら情報を隠蔽せず、今集まっている情報の中で最善と思われる対策を開示することだと思う。今正しいと思うことを素直に開陳することが結果的に最良策になるのではないだろうか。
政府関係者の知恵が最良とは限らないのだ。むしろ保身が絡む分過つことがあると言える。

やはり危機に際してその人の底力が出るものだよ。頼むぞ菅!!
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