東日本大震災から、ちょうど一ヶ月

東日本地域に起きた地震と津波だったが、莫大な支援対策費、まだまだこれからその額は増えて行くだろう。そして福島原発の二次災害の拡大、そして農水産物に与えた被害、さらなる風評被害、これらがボディブローのように日本経済に深い打撃を与えるだろう。
もしこれが首都圏を襲ったのだとしたら、被害も今回の比ではない。首都機能は壊滅し、まさに日本沈没である。
それが本当に実感された。

津波で家も何もかも流されてしまって借金だけが残っていると、テレビのインタビューで話している年配女性がいた。
大変だねぇ。借金も一緒に流されてしまえば良かったのに、神様も酷いことをするなぁ。

日頃見慣れた光景が、一面瓦礫の山、山、山では、空恐ろしい気持ちになるのもわかる。
ここで復興を待っていても仕方ない。二年ぐらいで出て行かなくてはいけない仮設住宅に入れるぐらだ。愛着のある土地かもしれないが、ここは一転、思いきってまったく別のところに移住してみるのはどうだろう。
これまでにテレビを見ながら「ああ、こんなところに住んでみたいね」とか家族で会話したことが一度くらいあったはずだ。
今の機会なら市町村も国も十分な支援を出すだろうし、移住先の自治体も積極的に公団住宅に受け入れ、就職の世話もしてくれるだろう。
新天地に羽ばたき、ピンチをチャンスに繋げて欲しい。過去をきれいさっぱり流して新しい出発をするのだ。