この人生、なかなか大変だぁ

日々の人生雑感をつれづれに綴り、時に、人生を哲学していきます。

被災地支援とは

2011-04-05 10:05:22 | 東日本大地震
漂流ワンちゃんが持ち主に出会えたというNHKのニュースを今朝見た。自衛隊と米軍による行方不明者の捜索の際、流されている家屋の屋根にいるのが見つかり助け出されたワンちゃんである。
名前はバン(2歳メス)と言うらしい。飼い主が近づいて来ると尻尾を大きく振って飛び跳ねて喜んでいた。
犬はいいよなぁ。感情を包み隠さず体中で表現して。
久々に微笑ましいニュースだった。

しかし、特ダネでは福島県南相馬市にいるある獣医師夫婦を取り上げていて、避難所に受け入れられず見捨てられた犬や猫たちを自主的に面倒を見ているのを取り上げていた。食べ物もなくみな一様にやせ細っていて、なかには左前脚がもぎ取られているドーベルマンがいた。骨が剥き出しになっているので根元から切断しなければならず、その手術も行っていた。
このようなペットたちがまだまだたくさんいるのだと思うとそれも哀しい。

同じ町中にあるお店には品物が入荷せず、ほとんどの棚は商品もなくがらんとしていた。わずかにお酒が残っているようで、避難所から避難してきた二人の老人が店の中で一杯やっていた。避難所では多くの人間がくっつき合って窮屈な生活を強いられ、誰かの声や物音で眠れず、プライバシーもない。十把ひとからげの非人間的な扱いの日々を拒否して、自己責任で自宅に避難し、近所の友人と今を愉しんでいるのだ。
酒好きのわたしには、わが意を得たりという光景だった。

また義捐金が相当な額が集まっているようだ。AKBが10億円寄付したというのにも驚いたが、ソフトバンクの孫氏の100億円にはさらに驚かされた。とてもいいことだ。お金を持っている人はこの際罪滅ぼしをしておくといい。
しかし、こんなに善意の人たちがいるにもかかわらず、放射能の風評被害に乗って被災地の作物を拒むとは一体どういうことだ。政府は線量チェックを十分にして出荷制限や解除を行うと言っているのだから、市場に出回っているものは何も心配しなくていいはずだ。
むしろ被災地を支援して行こう。勇気づけようというのなら、多少の汚染があっても買い漁って欲しいものだ。(流水で落とせるのだから)

二戸の酒造メーカーの社長がめざましTVの取材で答えていたが、お花見などを自粛するという動きがあることについて、ぜひ自粛などせず、大いに花見をして東北の酒を飲んで欲しいと言っていた。それが支援に繋がるのだという。
確かに被災地で多くの人が酷い目にあっているなか浮かれて酒など飲んでる場合じゃないと言われるのだろうが、ずっと喪に服すことも出来ないのが人情というもの。
それなら被災地のお酒や肴で被災地支援花見をやればいいのではないか。

大きなスーパーが被災地支援として産地セールみたいなことをやってくれるといい。
義捐金はむしろわたしの方が欲しいくらいだけど、野菜や肉、少々(?)の酒など生活に資するものなら必ず買いに行くよ。
これこそ本物の支援じゃないか?
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