大谷翔平の巻き込まれ事故

水原一平の違法賭博の事件はとても心配だ。
一平の問題は自ら責任を取ってもらえばいいが、これが大谷翔平まで巻き込んでしまっていることだ。このことで大谷翔平が野球をできなくなることがあるとしたら絶対に嫌だ。
ピート・ローズが野球賭博で永久追放になっている。よもや大谷翔平が永久追放となったら、わたしの人生の半分がなくなってしまうくらいの悲劇である。（ちょっとオーバーかな？）
そこまでとは言わないでも、スポーツ観戦の愉しみのほとんどを失うほどなのである。

一平は19日（現地時間）のESPNのインタビューで「大谷翔平と一緒に送金した」と話していたが、翌日には「大谷翔平は一切知らない。送金もしてない」と180度発言が変わっている。
大谷翔平が一平の窮地を打ち明けられ借金の肩代わりをすることは良く理解できる。一平が隠れてパスワードを盗み何度も送金をしたというより自然に感じるのだ。
大谷翔平が一切かかわっておらず、一平を大規模窃盗として告発した顧問弁護士のシナリオに従ったのではないかと疑われる。ただ、20日の試合前ミーティングで大谷翔平が初めて知ったような反応だったというESPNの記事もあるので、その辺は定かではない。

今朝の「サンデーＬＩＶＥ！日」で野村修也氏（中央大学法科大学院教授・弁護士）の解説で、大谷翔平自身が自分の出る野球賭博をしていたら、永久追放になる。それ以外の野球賭博は1年の出場停止処分。その他の賭博はMLBコミッショナーの判断としていた。
大谷翔平は賭博をしていないだろう。野球のことを考える以外は眠ていたいという彼だ。
ゲームは好きなようだが、賭博はどうかな？運をよそで使うことは絶対にないだろう。この点は心配ないと思う。
大谷翔平の故障リハビリ中に暇を持て余していた一平が陥りそうなことではないだろうか。
精算送金は大谷翔平の口座だとしても、賭博の口座が誰のものか、誰が買っていたか調べはついているはずだ。

問題は大谷翔平が一平に泣きつかれて肩代わりした時、「ただの借金」と思ったのなら罪に問われないだろうと言っていた。
しかし、450万ドルがただの借金なんてありえないだろう。
「賭博の借金」と知っていたのなら、「違法」か「違法ではないか」は関係ないという。知らないということで免責されないというのだ。
その時は「違法賭博ほう助罪」に問われるという。それはどんな罪か？前科がつくとしたら野球はできないだろう。仮に執行猶予なら罪にはならないのか？情状酌量はあり得ないのか？

顧問弁護士のシナリオで片付くなら何も心配しないでいいが、大谷翔平が罪を逃れるために嘘をつくことはないと思う。また、後々嘘がバレた時の反動の方が大きいだろう。そんなことがないように正直が一番だ。
しかし、自分のやったことではない問題で犯罪に巻き込まれてしまうとしたら無念でならないだろう。
ドジャースに骨をうずめる形で契約して、一生の伴侶として真美子さんを迎え、さあ、これからだというときにこの事態。本当に一寸先は闇だね。

3月25日7時追記
今朝のグッドモーニングでESPNの記事（19日）の詳細が出ていた。
それによると、「今年の初め借金が6億円を超えた時点で、大谷翔平に打ち明けて借金の返済に同意してもらい、一緒にパソコンから銀行口座にアクセスし、1回7550万円（なぜ日本円？）を数カ月にわたって8、9回送金した」としている。
7550万円はおそらく50万ドルのことだろう。なぜいっぺんに支払わず、9回にわけたのか？（50万ドル×9回＝450万ドル）
大谷翔平の口座にお金がなかったとは思えない。振り込みの一日の限度額が50万ドルということか？
それなら数日と言わなければならないところを数カ月と言っている。今年の初めから3月19日時点では3カ月しか経っていない。
何か整合性がない。

数カ月にわたって9回振り込んだのは確かかもしれない。
そこに大谷翔平はいなかった可能性が高い。大谷翔平ならいっぺんに支払って済ませるはずだ。
おそらく一平は去年の初めごろから借金の返済を取り返そうとして賭け続けては負け、大谷翔平の口座から支払い続けたという姿が見えるようだ。
大谷翔平の資金があればなんとか賭けに勝って大谷の口座に返済すれば、ばれずに解決できるかもしれないと考えたのではないだろうか。
1回のつもりが、2回3回となり、とうとうとんでもない金額になってしまった。ずるずるとはまり込んでしまったのだ。
ここまで膨れ上がった使い込みを今年の初めに大谷翔平に打ち明け謝罪したのではないか？その時大谷翔平が「もう二度とこんなことはするな」と誓わせ許してくれたというのが顛末ではないか？
インタビューには自分の立場があまり悪くならないように少し嘘を交えた可能性がある。
水原一平の無断借用。
現時点ではそんな感じがする。