屁の数を数える韓国

五輪のボルタリングの男子複合決戦のクライミングが旭日旗を形象化していると、韓国「クライミングの女帝」と呼ばれているキム・ジャインがＳＮＳに投稿して「責任者は謝罪しなければならない」としている。
また、旭日旗狩りで名を上げている誠信女子大学のソ・ギョンドク教授がＩОＣに抗議のメールを送ったという。
相も変わらずバッカだね。こんなこじつけをするのは韓国だけで参加した世界各国ではまったく話題にならない。

夏目漱石の草枕の一節にこういうのがある。
「人のひる屁の勘定をして、それが人世だと思ってる。そうして人の前へ出て来て、御前は屁をいくつ、ひった、いくつ、ひったと頼みもせぬ事を教える。前へ出て云うなら、それも参考にして、やらんでもないが、後ろの方から、御前は屁をいくつ、ひった、いくつ、ひったと云う。うるさいと云えばなおなお云う。よせと云えばますます云う。分ったと云っても、屁をいくつ、ひった、ひったと云う。そうしてそれが処世の方針だと云う。方針は人々勝手である。ただひったひったと云わずに黙って方針を立てるがいい。人の邪魔になる方針は差し控えるのが礼儀だ。邪魔にならなければ方針が立たぬと云うなら、こっちも屁をひるのをもって、こっちの方針とするばかりだ。そうなったら日本も運の尽きだろう」
まさに屁の数を数える低次元の人たちだ。

「旭日旗は日本が第二次大戦期間中に使用した軍旗で、日本の軍国主義を象徴する戦犯旗だ」とキム・ジャインは言っているが、ちょっと違う。
「旭日旗」は海軍の旗で、陸軍は「日章旗（日の丸）」を使用していた。戦犯と言うなら差別せず「日章旗」も責めるべきだろう。
しかし、それはやらない。面倒臭いこともあるだろうが、丸いものは世の中に一杯あるからだ。きりがない。太陽を責めなくてはいけないし、果ては自分たちの「太極旗」にもクレームをつけなくてはいけなくなるからだ。

そもそも旗は旗に過ぎない。旗に軍国主義の責任を問うことなどできない。軍国主義を掲げ戦争を行ったのは人間である。日本国内での軍国主義化の動きを取り上げて責めるならわかるが、片手落ちの「旭日旗」だけを馬鹿のひとつ覚えのように大騒ぎするのは、まさに「屁を数える」ようなものだ。
正義連（元挺対協）のように解決をめざしているのではなく運動のための運動のように、ただ「独り善がり」の大騒ぎして自己満足しているに過ぎない。
曲解されるといけないから付け加えるが、引用した漱石の末尾の「そうなったら日本も運の尽きだろう」と言っているのは、屁を数える人たちばかりになったらということだ。「韓国が運の尽きだ」ということなのである。