大谷翔平がトレードされる？

6月23日（日本時間）に大谷翔平がホームラン2本を打って犠打などで8打点を取った翌日、投げては13奪三振を奪い6勝目をあげる大活躍をした。
これでスランプから完全脱出かと思ったが、その後あまり成績が良くないように感じていた。
しかし、調べてみたら、9試合で36打席中8安打（2ホームラン）、7四球（2敬遠）、8三振。
2割7分5厘は決して悪い数字ではない。大谷翔平だから物足りなかったのだ。
まぁ、絶好調とまでは行かないが、スランプからは抜け出したと言えるのかもしれない。
そんな大谷翔平にトレードの憶測が飛び交っている。

大谷翔平の獲得合戦は2022年のオフのことだと思っていたら、ＦＡの権利は2023年オフのこという記事を見て「？？」だった。
2021年2月9日（日本時間）に850万ドル（約8億9000万円）（21年300万ドル、22年550万ドル）の2年契約を交わしていたので、22年オフにはフリーになると思っていたのだ。
ところが実態は、22年には年俸調停権を得て、23年にＦＡの権利を行使できるということのようだ。

エンゼルスは現在トラウトとレンドンの2選手と高額契約を交わしており、さらに大谷翔平と高額契約を交わせるほどの資金力はないと見られている。
そのため、エンゼルスは大谷翔平がFAを迎えるまでの間にトレードに出すことができるので、その選択を取るのではないかと囁かれているのだ。
大谷翔平をトレードに出せるチャンスは、今夏、今季オフ、23年の夏の3回だそうである。
トラウトやレンドンを放出する手もあるようだが、レンドンは故障中だから買い手がつかないだろうし、トラウトはエンゼルスの顔になっているから難しいのだろう。

お金が出せない上に優勝争いに加われない弱小球団エンゼルス。大谷翔平が8打点を取っても負けている。大谷翔平が愛想をつかして他球団に移りたいと思うかもしれない。それならその前に高く売ってしまえというフロントの考えも理解できる。大きな損失とは思うが・・・。
しかし、大谷翔平のためにはその方がいいかもしれない。
大谷翔平がＦＡで高額のチームに行くとしたら、お金でエンゼルスを捨てたと悪評が立つかもしれないのだ。
その前にトレードに出されたら、同情こそ集まっても恨まれることはない。
移籍してからＦＡを行使して大金を手にしながら、優勝争いのできるチームを選べばいいのだ。そこでひりひりを味わえばいいのだ。
うん、それがいい。