この人生、なかなか大変だぁ

日々の人生雑感をつれづれに綴り、時に、人生を哲学していきます。

息子は大谷翔平になれたか?

2021-05-11 16:06:26 | つれづれ記
わたしの息子は大谷翔平にそっくりだ。1990年生まれだから大谷翔平より4歳年長になる。身長は185㎝だから9㎝くらい低い。
友人の結婚式でエンジェルスのユニフォームに似た格好でケツバットされるというコントをさせられたことがある。(意味がわからないが)
だからけっしてわたしだけの思い込みではない。写真があれば載せたいところだがわたしの手元にない。いつか手にはいることがあればUPしてみたい。(やり方をすっかり忘れてしまっているけど)

息子は小学校に上がる頃から、アデノイド症候群という病気になった。扁桃腺肥大で寝ている時に呼吸が苦しく大きないびきをかく、そのストレスから肥満児になった。と思う。
医者は扁桃腺を取る方法を提案したが、成長するにつれて解消することもあるとも言った。
寝ている時は「ガ、ガ、ガー、フーン。ガ、ガ、ガー、フーン」と本当に苦しそうにしている。傍で見ていてもつらかった。
息子にふたつの選択肢を説明して彼に決めさせることにしたら、息子はしばらく考えて「手術は嫌だ」と答えた。

彼の肥満を何とかしようと、日曜日の特訓が始まった。近くの公園に行って野球を教えたのだ。
ふたりしかいないから、公園の岩壁に向かってわたしが投げて息子が打つ。そのボールを取りに行かせる。バッティングと守備だ。あっという間にスリムになるだろうと思った。
ところが当ては向こうから外れるとよく言うが、息子は打つだけでいっこうにボールを取りに走ろうとしない。肥満なるが故だった。
結局わたしが投げて、息子が打つ、そのボールをわたしが取りに行く。いつのまにかわたしの中年太り対策になってしまっていた。

グータラな息子にぶちぎれて帰り道はいつも腹を立てたわたしの後を、とぼとぼついてくる息子というシーンが繰り返された。カミさんはもっとやさしく指導すればいいのにと、わたしに呆れ顔だった。
するとある時、息子が地元の小学生で構成する少年野球「ゼブラ」に誘われれたという。
休み時間に遊びで野球をやっているらしいが、そこで息子がよくホームランをかっ飛ばすらしい。
そこでお声が掛かったらしいが、カミさんはこのチームの母親たちの結束が苦手だった。
息子は泣く泣く断念したが、わたしは守備のことを考えたらその判断は正しかったと今も思っている。

結局息子は小学校時代は肥満のままだったが、中学3年になってハンドボールを始めてから身長も伸び、身体もスリムになった。
この体格になってアデノイドの症状はまったくなくなった。いびきは大酒を飲んだ後にかくぐらいだ。(ただクローン病は抱えている)
走り回ったら激しく咳込んでゲロを吐いてしまうことを当時は恐れていたのだろう。やっぱり大谷翔平は無理だったのだ。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 家庭訪問には反対です | トップ | たまごかけごはん »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

つれづれ記」カテゴリの最新記事