静かな場所

音楽を聴きつつ自分のため家族のために「今、できることをする」日々を重ねていきたいと願っています。

一日早い「子どもの日」(三男の一時帰宅)

2014年05月04日 20時11分05秒 | 家族(こども・しょうがい・学校・介護他)
2か月ぶりに我が家に延々と「おかあさんといっしょ」や「ハッチボッチステーション」の音声が垂れ流しのように響き続け、畳の上にはDVDプレーヤーのリモコンやディスクが散乱しました。
今日、三男「りゅう」の一時帰宅でした。
以下、完全親バカ記事です。
読んでいただかなくてもけっこうです。




















3月3日に突然、Kリハビリセンターに預けっ放しになって以来、初めての「一時帰宅」でした。
我が家での滞在時間は3時間と45分間。

ふだんは、ほとんど見ていない(だろう)彼の好きな映像を、それこそ何度もリプレイし、好きな変則再生(画面のズームやスロー再生など)も頻繁に要求して没頭していました。
ちょっと前まで、我が家で「当たり前」に見られた光景を、今日、久しぶりに見ました。


朝、10時過ぎにセンターに迎えに行くと、ちょうどトイレでオシッコタイムだったようですが、私の声が聞えて、排尿せずにトイレから出てきたようです。
そして、歩行器から車イスに乗せかえると、もう自分で勝手に病棟の出口の突き当りまで行ってしまいました。

自宅に向かう車中では、ちょっと前まではいつも聴いていたお気に入りの歌の数々を、ニコニコして体を揺すぶりながら聞いていました。
玄関に着くと妻が出迎えました。

二か月ぶりの母子の再会。

三男は、座敷に上がるや、すぐにDVDの再生を要求。
そこからは、ひたすら、以前の「お気に入りスタイル」を楽しんでいるようでした。

昼食も、えらい早食いに拍車がかかっているみたいで、こっちでセーブしながら食べさせました。

食後は、また、ひたすら「お気に入り」モード。
時々、(これも、前と同じように)横になっている母親のところに行っては何事か要求したりしました。

時間はあっという間に過ぎて、突然のようにセンターに戻る時刻になりました。

「さあ、帰るよ。また、来るからね。」
などと、気休めの声掛けをしながら車に荷物を運びこみ、二男も車に乗せると、いつものドライブと勘違いしたのか、あっさりと靴も履いて車に乗り込みました。
(もちろん、自分では乗れませんので、私が介助して・・・)

しかし、車がセンター方面に向かっていることに気付いたのか、ニコニコしていた顔の表情は一変し、複雑な表情に、そして心なしか目はウルウルと・・・。

休日で閑散としたセンターに着き、自動昇降の座席を車外まで出しても車イスに乗り移ろうとしませんでした。
こっちが手を差し出すと渋々と応じ、その後、看護師さんたちに引き渡してお別れする時も、もう笑顔はありませでした。


「りゅう」、2か月間、よくがんばったよな。

いま、みんな、がんばっているんだよ。
お父さんも母さんも、「けん」兄ちゃんも・・・。
もちろん、遠くはなれて仕事しているアキ兄ちゃんも・・・。

互いに、もう少し、がんばろうぜ。

来週も、また迎えに来るからな。


治療の副作用による私の二日間にわたる「弾丸トーク」で、ひどく疲れさせてしまった妻でしたが、久しぶりに三男と会ったことで元気をもらったようでした。









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