今日6月26日はクラウディオ・アバドの誕生日(1933年)であり、マーラーの第9番がブルーノ・ワルターの指揮により初演された日(1912年)でもあります。
いくつかあるアバドのマーラー9番から、その最初の録音を聴きました。
マーラー/交響曲第9番 ニ長調
管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:クラウディオ・アバド
録音:1987年5月、ウィーンでのライヴ録音
80年代後半のアバド、そう言えば、同じころ、FMでも同コンビの9番ライヴが放送され、カセットに録りました。
今、調べたら「87年5月17日、コンツェルトハウスでのライヴ」とあります。
このディスクの録音も5月なので、もしかしたら部分的に同じテイクが使われているかも知れません。
オンエアされたものは、ちょっと「こもった」ような録音でしたが・・・。
アバドは対向配置を採用していますが、ラトルが93年にウィーン・フィルと同曲に取り組んだときに「対向配置」をめぐってオケとトラブルになったらしいのですが、アバドの時は、ウィーン・フィルはすんなりと指揮者の主張を受け入れたのでしょうか?なんて、どうでもいいことをちらっと考えてしまいました。
演奏は大変美しいです。
実は、アバドの9番は、2つの映像が印象深くて、当演奏は、あまり記憶に残っていませんでした。
今日、久しぶりに聴いて、「なるほど、アバドだなぁ。87年のアバドだなぁ。」などと勝手に納得していました。
美しくデリカシーの極みみたいな所が随所にあります。
あれっ、ここってこんな音楽だったっけ?と驚く箇所がいくつもあります。
ちょっとしたバランスの妙で、まるでマーラーの曲じゃないみたい、と思える所もあります。
それくらい、オーケストラの美質をフルに生かして慈しむように美しい9番を演奏しています。
もちろん、激しい部分や急速な箇所も密度が濃くて、全てバッチリ決まっており、今さらながらにアバドの「凄さ」を認識させられました。
ただ、今日の私には、この第1楽章は終始眠っているような感じでした。
(私が眠かったのではなく、音楽が眠っているみたいに思えたのです)
これは仕方ない。
今日は、いつもと違って「ブログを書くために聴いた」みたいな面がありました。
「聴きたいものを聴きたいときに聴く」のと、ちょっと違っていました。
そんな時に、こういう事態が時々起るのです。また違う時に聴けば、全然違う印象を受けるはずです。
中間の2つの楽章と終楽章の後半は絶品でした。
最後の数分間を聴いているときは、もう第1楽章の無感動は忘れていました。
いくつかあるアバドのマーラー9番から、その最初の録音を聴きました。
マーラー/交響曲第9番 ニ長調
管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:クラウディオ・アバド
録音:1987年5月、ウィーンでのライヴ録音
80年代後半のアバド、そう言えば、同じころ、FMでも同コンビの9番ライヴが放送され、カセットに録りました。
今、調べたら「87年5月17日、コンツェルトハウスでのライヴ」とあります。
このディスクの録音も5月なので、もしかしたら部分的に同じテイクが使われているかも知れません。
オンエアされたものは、ちょっと「こもった」ような録音でしたが・・・。
アバドは対向配置を採用していますが、ラトルが93年にウィーン・フィルと同曲に取り組んだときに「対向配置」をめぐってオケとトラブルになったらしいのですが、アバドの時は、ウィーン・フィルはすんなりと指揮者の主張を受け入れたのでしょうか?なんて、どうでもいいことをちらっと考えてしまいました。
演奏は大変美しいです。
実は、アバドの9番は、2つの映像が印象深くて、当演奏は、あまり記憶に残っていませんでした。
今日、久しぶりに聴いて、「なるほど、アバドだなぁ。87年のアバドだなぁ。」などと勝手に納得していました。
美しくデリカシーの極みみたいな所が随所にあります。
あれっ、ここってこんな音楽だったっけ?と驚く箇所がいくつもあります。
ちょっとしたバランスの妙で、まるでマーラーの曲じゃないみたい、と思える所もあります。
それくらい、オーケストラの美質をフルに生かして慈しむように美しい9番を演奏しています。
もちろん、激しい部分や急速な箇所も密度が濃くて、全てバッチリ決まっており、今さらながらにアバドの「凄さ」を認識させられました。
ただ、今日の私には、この第1楽章は終始眠っているような感じでした。
(私が眠かったのではなく、音楽が眠っているみたいに思えたのです)
これは仕方ない。
今日は、いつもと違って「ブログを書くために聴いた」みたいな面がありました。
「聴きたいものを聴きたいときに聴く」のと、ちょっと違っていました。
そんな時に、こういう事態が時々起るのです。また違う時に聴けば、全然違う印象を受けるはずです。
中間の2つの楽章と終楽章の後半は絶品でした。
最後の数分間を聴いているときは、もう第1楽章の無感動は忘れていました。
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