二夜続けての映画鑑賞。
昨夜は「ファミリー・ツリー」。
前日の「くちづけ」の印象が強かったので、今回は、なんとなく「フツウ」っぽく感じながら、それでも「なかなかイイネ!」って思いながら観ました。
事故で妻の死が確定的になった時に、その妻の生前の浮気を知った夫は娘たちとその浮気相手に会いに行く、その過程で、地に堕ちていた「父の権威」を次第に取戻していく物語。その「ダメ父」をジョルジュ・クルーニーが新鮮なキャラで演じています。
随所に現れるハワイ諸島の景色もすばらしいです。
27年前、妻と訪れたカウアイ島も出てきて、その自然美と殺風景な道がなんとなく懐かしかったです(その場所を通ったわけではないと思いますが)・・・・。
意識が戻ることもなく、生命維持装置を外されて、あとは自らの生命力だけでどこまで生きられるか、という段階の妻に向かって、クルーニ演じる夫はじめ、様々な人がいろんな言葉を投げかけるのが、どこかユーモラスでもありました。
はじめは「クソ親父」と罵っていた長女アレクサンドラが、しだいに父との距離を縮めていき、表情も自然に理知的な娘へと変化していくあたり、演じたシャイリーン・ウッドリー(当時20歳くらい)の見事な演技が光りました。
あっちでもこっちでも、若い才能ある女優の演技によって作品に奥行きや幅ができるのだと分かりました。キャスティングって大切なんですね。
「話の展開が遅くて退屈」というレビューもどこかで観ましたが、私にはちょうどいい。他のアメリカ映画が(展開)速すぎて落ち着かんのです。
それにしても、ケビン・スペイシー主演の「アメリカン・ビューティー」とか山田洋次監督の「十五才 学校IV」とか、思春期の息子(娘)との対応に四苦八苦する父親の姿を描いた映画は「他人事」には思えない切実感に満ちていますなぁ・・・・もう、過ぎたこととは言え・・・。
昨夜は「ファミリー・ツリー」。
前日の「くちづけ」の印象が強かったので、今回は、なんとなく「フツウ」っぽく感じながら、それでも「なかなかイイネ!」って思いながら観ました。
事故で妻の死が確定的になった時に、その妻の生前の浮気を知った夫は娘たちとその浮気相手に会いに行く、その過程で、地に堕ちていた「父の権威」を次第に取戻していく物語。その「ダメ父」をジョルジュ・クルーニーが新鮮なキャラで演じています。
随所に現れるハワイ諸島の景色もすばらしいです。
27年前、妻と訪れたカウアイ島も出てきて、その自然美と殺風景な道がなんとなく懐かしかったです(その場所を通ったわけではないと思いますが)・・・・。
意識が戻ることもなく、生命維持装置を外されて、あとは自らの生命力だけでどこまで生きられるか、という段階の妻に向かって、クルーニ演じる夫はじめ、様々な人がいろんな言葉を投げかけるのが、どこかユーモラスでもありました。
はじめは「クソ親父」と罵っていた長女アレクサンドラが、しだいに父との距離を縮めていき、表情も自然に理知的な娘へと変化していくあたり、演じたシャイリーン・ウッドリー(当時20歳くらい)の見事な演技が光りました。
あっちでもこっちでも、若い才能ある女優の演技によって作品に奥行きや幅ができるのだと分かりました。キャスティングって大切なんですね。
「話の展開が遅くて退屈」というレビューもどこかで観ましたが、私にはちょうどいい。他のアメリカ映画が(展開)速すぎて落ち着かんのです。
それにしても、ケビン・スペイシー主演の「アメリカン・ビューティー」とか山田洋次監督の「十五才 学校IV」とか、思春期の息子(娘)との対応に四苦八苦する父親の姿を描いた映画は「他人事」には思えない切実感に満ちていますなぁ・・・・もう、過ぎたこととは言え・・・。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます